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〜異世界冒険記2〜バーベキューをしてみた4

バーベキューをしていると、何だかアニメの終盤の様な感覚に陥っていたが………

 マオウから離れて、マリ達に近づいて行った。

後ろでは、マオウにその妻?らしい人が近づいて行くのが見えたので、

(アニメだと、襲うと見せかけて実はいちゃつこうとするのが定番だよな〜。)

僕は、そんな事を思っていた。


 僕は、割と定番と言うものが好きでは無い。

かと言って、嫌いかと聞かれると、多分嫌いでも無いと答える気がしていて、とても中途半端な立ち位置に居ると自分でも思う。


そんな考えが頭をよぎったので、

(こんな考えのシーンこそ、最終回間際のアニメシーンに有りそうだな〜。)

と思い、笑っていた。


 僕としては、まだ村の改善や人員整備が終わっていないので、このバーベキューの目的はこれからの景気づけの為にしている。

なので、アニメや漫画の定番とは離れようと思うので、

(このあたりで、何か変わったことでも起きないかな〜。)

と、周りをキョロキョロしながらマリ達の方に近づいて行った。


 特にイベントも起こる事なく、マリ達の側まで来た。

(本当に終わるのなら嫌だけど、普通に続きそうな予感はしてるんだよな〜)

僕は、そんな予感を持ちながら、マリに、

「バーベキューの準備ってもう終わってるの?」

と、話しかけた。


マリは、

「もう出来てるから、後は食べるだけだよ〜!」

と言って、箸と皿を渡してきた。

「ありがとうね。」

と、僕は箸と皿を受け取りながら言い、そして、鉄板の方を見た。


 鉄板の周りでは、既にクロやカケルが食べ始めており、鉄板の上には、焼きそばやお好み焼きなどが出来上がっており、とても美味しそうだった。

 ちなみに、シャルとメグが焼いてくれている。

なので、僕はその2人に向けて、

「いただきます!

これを食べ終わったら、焼くの交代するよ。」

と言って、僕もクロ達と一緒に食べ始めた。



 僕は食べ終わったので、シャル、メグと焼くのを交代した。

交代して、シャル達に焼いてあげてると、マオウだけがやってきて、少し複雑そうな顔をしていたので、

「何かあったの?」

と、僕は焼くのを中断して聞いてみた。


マオウは、

「えっと〜」

と言って、少し振り返ったので僕も目線を追ってみた。

そこには、何やら人が倒れていて、その横には先ほどマオウが妻と言った人が横に座って心配そうにしていた。

「その倒れている子って、実は密偵だったから倒したんだけど…

あ!ちなみに倒したのは僕じゃなくて妻のマオだけどね!」

と、マオウが説明してくれた。


マオウの説明で分かったのは、マオウの奥さんの名前が「マオ」だと言うことと、その人が密偵?だと思われる人?を倒した事だった。


 マオさんに密偵について詳しく聞こうと近付いてみたが、

「何で貴方がここに…」

と言って、嘆いているかのようだったので僕は聞けなかった。

(この呟きを聞く限り、どうやら知り合いではあるのだろうが…)

と、そこまで予想していると、

「ん〜、しょうがないから僕から伝えようか。」

と、マオウが言って僕の方を向いて話し始めた。


「今、マオの横で倒れているのは、僕たちの息子のハオ。

と言っても、僕とマオの血を混ぜて作った人造人間ホムンクルスなんだけどね。

 で、そのハオが急に目の前に現れたから、マオが正拳突きで倒してしまい、今に至るという訳。」


 

「え?それで説明終わり?」

と、僕が聞き返すと、


「そうだね〜、一応、簡単に話せる所までは話したよ?

ここから先を説明するには、少し女神様を交えて話す必要があるから、今度ね〜。」

と言って、マオウは焼きそばを食べ始めていった。


(気楽だな〜。)

 と思ったが、あれでも魔王なので色々考えてはいるとは思いたかった。


僕はマオさんに近づいていき、

「マオさんも食べてきてください。ここは僕が見張ってますので。」

と、優しく伝えた。


その気持ちが伝わったのか、

「それでは、この子をお願いします。」

と言って、鉄板の方へ向かい、箸と皿を受け取って食事を始めていった。


 僕は、近くに来たので改めて倒れている子を見た。

 

 年齢は、僕と同じぐらいに見え、身長や体重も日本人の平均くらいに見えた。

髪の毛は、白色のロングで、前髪は目にかかりそうなくらい伸ばされている。

目鼻立ちも整っており、日本の言葉で言うなら

「モデル体型」に近い感じだろう。


そうして、一通り観察も終わったので、

「はぁ〜。」

と、僕は長いため息をついた。


(さっきまでは、何だかアニメラストのシーンのようだったのに、いきなり急展開を持ってくるのはだめだろう…はぁ…)

と、考えてまた、ため息をついた。


(まぁ、ここでこの展開を持ってきたら当分は終わらなくても良いだろうからね…)

と言った、作者の気持ちを代弁しているかの様な気持ちになりつつも、


「とりあえず、この子が目を覚ましたら色々と聞いてみよう。」

と呟き、今後の方針を

【この子がここに来た理由の解明】

に固めた。

今回で、バーベキュー回は終わりとなります!

今後は、少し踏み込んだ話を書いていこうと思いますので、楽しみにしていて下さい!

ちなみに、本編を書いているときに、自分でも、

「あ、これ終わる流れだなぁ〜。」と感じて、まだ終わりたくなかったので、キャラを増やす形で延長しました。少し無理があったかもしれませんが、今後もまだ書いていきたいので、どうか読んでいただけると幸いです。それでは、今回はこのあたりで。

また次回お会いしましょう〜!

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