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第十七話

待っていてくれる(読者)が居るということはありがたいことです、

そんな待っていてくれる人のために感謝をこめて、


いつもながら短いのは仕様です。

*****************************************

side公孫賛


「お初にお目にかかります、孫策軍にて軍師をしております魯粛と申します、此度の謁見ありがとうございます。」

見事な礼でもって挨拶をしたのは身長は180cmを越すくらいの偉丈夫、

襟の立った白い服は北郷の着ていた服の丈が長くなった物の様にも見える、


「こちらこそ、態々こんな何も無い陣にまで来てもらって恐縮するよ、それに私たちと孫策殿との接点も無いのに戦勝祝いまで貰ってしまって良いのか?」

そう答えたのは赤い長髪をポニーテールにし、角前髪(すみまえがみ)風にした茶色い瞳の可愛らしい娘、この陣の主である公孫賛だ、

「お気になさらず、我が主、孫策は此度の戦に参加した諸侯の全ては漢帝国の為に立ち上がった同士であると思っております、その同士の方々に戦勝祝いを贈るのは当然ともいえましょう。」


「そう言われるのであれば遠慮無く頂くことにするよ。」

公孫賛の答えを受けて魯粛は兵に声をかけ数個の樽を運び込ませる、

その内の一つを空け杯に注ぎ一息に飲み干し毒見をして見せ、

「こちらが当家で最近作りました酒、その名を美入と申します、お納め下さい。」


「では、ありがたく。」

公孫賛が杯を受け取りこちらも一息に飲み干したところで、

「ほう、なかなか良さそうな物をお持ちですな、伯珪殿。」

そう声をかけてきたのは趙雲、現在この陣営で客将をしている政に戦にと個人の武まで含めて優秀な人材である、


水色の髪を後ろで束ね、白い着物のような服は胸元が大きく開き丈も短い、白いストッキングを履き足元を見れば花魁下駄のような物を履いている。

(奇妙な井出たちだな)

魯粛はそう思いながらも顔には出さないように勤め、

「公孫賛殿、こちらの方は?」

「ああ、彼女は今うちで客将をしてもらっている趙雲だ、子龍こちらの方は孫策殿の所で軍師をしている魯粛殿、戦勝祝いとしてこの酒を頂いた所だ。」

「そうですか、某は姓を趙、名を雲、字を子龍と申す、以後見知り置きを。」

「私は孫策軍で軍師をしております姓を魯、名を粛、字を子敬(しけい)と申します、以後お見知り置きを。」

とどちらも見事な礼で持って挨拶をする、

しかし趙雲の目は既に魯粛ではなく酒のほうに興味が行った様で、

「伯珪殿、某にも一杯頂けますかな?」

趙雲が催促すると公孫賛も苦笑しながら注いで渡す、

「なんとっ!! これほど美しい酒は見たことが無い、それに味もまた見事、魯粛殿っ!! この酒はどのように手に入れたのでござるかっ?」

そう言いながら魯粛に詰め寄る、

「それは私が西方よりの異人に製法を教わりまして当家にて作り出した酒にございます。」

「なんと、それでは孫家ではこの酒をいつでも飲めるという事でござるか?」

「ええ、まぁ、そういうことになりますね。」

苦笑しながら答える魯粛、

「おっ、おい、星、お前まさか酒の為に孫家に仕官するつもりじゃないだろうな?」

「酒の為だけではありませんが、フム、魯粛殿、某と一つ手合わせ願えませんかな?」

「それは何故に?」

「某が勝てば美入の作り方をお教えいただきたい、某が負けたときには某のこの体、魯粛殿のお好きなようにされたらよろしい。」

そう言うと趙雲は胸元をチラリと広げ、足を広げ太ももを惜しげもなく晒して魯粛を挑発する、

「おっ、おい、星、いくらなんでも露骨過ぎだろう。」

公孫賛が注意しても止める気配の無い趙雲、

「フム、確かに魅力的なお話ですな。」

「では早速。」

そう言って趙雲は二股の槍を手に天幕から出て行こうとする、

「おいっ、星、お前気は確かか? お前が酒好きなのは知っているがだからといって…」

公孫賛が趙雲を止めようとしているその時、

魯粛が口を開く、

















「だが、断るっ!!」



リアルでいろいろありまして、

なかなか書けていませんでしたがなるべく書けたら良いなぁ、

という感じで書いていきます、


でわ

ちゃおノシ

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