第十八話
寒中見舞い申し上げます、
こちらでは新年一発目ですが喪中につき寒中見舞いとさせていただきました、
いつものように短いですがどうぞ。
「だが、断るっ!!」
「「へっ??」」
公孫賛と趙雲の二人は突然のことに開いた口がふさがらない、
魯粛は先ほどの趙雲の提案に乗り気であるように思えたからだ、
「確かに趙雲殿、貴女は美しく、とても魅力のある女性だ、そしてその提案は私にとって都合がよすぎる、賭けとはお互いにとって同価値のものを賭けるべきではないでしょうか?」
「ほう、その口ぶりですと貴方の方が某よりも強いと聞こえますが。」
怒張の篭った声で趙雲が魯粛に問う、
「ええ、そう言ったつもりです。」
魯粛はサラリと受け流すように冷静に答えた、
「某の方が分が悪かろうとかまいません、ですから一手ご教授願いたい、よもや断るということはございませぬな。」
趙雲は槍を突きつけながら魯粛に詰め寄る、
「趙雲殿、貴女は公孫賛殿の客将であると聞いております、客将とは言え他家の禄を食んでいる方と主の許可も無しに槍を交わすのは憚られます故に……」
魯粛はニヤリと笑いながら答える、
「白蓮殿との契約は此度の戦までの約束です、そうでしたな白蓮殿。」
「あ、ああ、確かにそうだが……」
公孫賛は思い出したように渋々頷く、
「軍全体で見れば戦後処理が些か残っているようではありますが、某の仕事は終わっております、なれば契約はここまでとさせて頂きますれば、某は今雇い主がいなくなったも同然と言えましょう……魯粛殿、これならば誰にも迷惑をかけることもなくなりました故に断る理由もなくなりましたな?」
と趙雲がニヤリと笑う、
魯粛はフゥとため息を一つつくと、
「未だ修めきらぬ非才の身ではありますが、それほどまでに言われるのであれば致し方有りませぬな。」
その言葉を聴き趙雲はニヤリと笑うと表へと向かっていく、
「おっ、おいっ、星。」
「白蓮殿これは某の矜持の問題です、それに……勝てば良いだけの話です、では魯粛殿表へ出られよ。」
そう言うと趙雲は魯粛を伴い天幕から出て行く、
「あーーー、面倒なことになってきた。」
公孫賛の苦労が一つ余分に増えた。
公孫賛が表に出ると既に趙雲は槍を構え、
魯粛は荷馬車に積んであったのであろう身長ほどの棒を構えていた、
「白蓮殿、始めの合図を。」
趙雲にせかされ公孫賛は渋々ながら開始の合図を宣言する。
先に動いたのは趙雲、
いつ見ても速く、上手い槍捌きだと公孫賛は感心する、
「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイーーーー!!」
目にも留まらないとはこの事だと公孫賛は感じる、
その素早い連撃を魯粛は事も無げに捌いていく、
棒で往なし、後ろに下がり、身をかわして全ての連撃を凌ぎきったと思ったときには最後の一撃にあわせて趙雲に棒を突き出して居た、
趙雲も最後の一撃は止めとばかりに踏み込みが強かったためにギリギリの所でかわした様だった、
「ほう、あの連撃を全て凌ぐとは口から出任せではなかったようですな。」
「そちらこそ、最後の踏み込みにあわせたあの棒をかわすとは見事、しかし、あまり時間をかける訳にも行きません、この一手で終わりにさせて頂きます。」
魯粛が棒を構える、
趙雲はそれをかわして一撃入れてやろうと構える、
「槍術、八式奥義八っ槍っ!!」
公孫賛には何が起こったのか理解できなかった、
魯粛が何言かを発したと思ったときには趙雲が吹き飛ばされていたからだ、
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side趙雲
趙雲は自分の眼で見たことが信じられなかった、
魯粛が何言かを発した直後に棒が迫ってきたのは解った、
だがその棒が八本に見えたのだ、
八連撃では無い、同時に八本が自分に迫ってきたのだ、
かわそうにも槍で受け切れたのは二本のみ、
後の六本はおそらく自分に当たったのであろう、
だから自分は今、宙に浮いているのだ、
あれほどの腕の持ち主である、自分の体勢が整わぬうちに追撃を受けるであろう事は想像できる、
直ぐに受身を取り立ち上がらねば、
そう瞬時に判断するも地面へと叩きつけられる衝撃を受けない、
トスッ
趙雲は魯粛に抱きかかえられていた、
「あの技を受けて意識があるとはお見事、とは言え、私の勝ちでよろしいですかな?」
ニコリと微笑む魯粛を見て趙雲は頬を赤らめた、
「星ちゃんっ!!」
「おいっ!! お前っ!! 星に何してるんだっ!!」
おっとここに来て誰かが来た模様w
誰が来たのかは次回以降で。
でわ
ちゃおノシ




