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13/13

エピソード13.

「バケツと、花火と、うっわたくさん種類あるね。」

「そうだね。」


 花火が大量に並んでいる棚の前で純恋がしゃがんでいる。

 喫茶店を出た後、すぐに花火の準備を整えようとしていた。


「お、これとか良いんじゃない?煙出にくいって。」

「よしそれ買ってくか。」


 4人は、買ったバケツと花火とロウソクとライターを持って、海へ向かう。

 純恋が海の方から吹く風を思いっきり吸い込んだ。


「めっちゃ潮風!」

「そりゃ海だからね。」


 西村がキョロキョロと周りを見渡して、自分が今どんなところにいるのかを知ろうとする。


「いやぁこののどかな感じ、いいなぁ。」

「じじいかよ。」

「なんだってぇ?誕生日で言ったらお前のほうがじじいだろ。」

「純恋聞いた?誕生日で言ったらだって。」

「はい?ちょっと椿さんそれどう言うことよ!私が1番誕生日が早いから1番年寄りだって言いたいの!?」

「そこまでは言ってないって。」


 そんなことを言いながらも、4人の顔には、笑顔が描かれていた。

 海までの道のりは、真新しいものばかりで、目を引かれる。



「着いた〜!」


 純恋が水平線の先まで届きそうなほどの大声で叫んだ。



 



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