表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
のっぺらぼう‐秘匿事件特別捜査係‐  作者: こちょテル
異物遭遇編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/14

Filing1-3 面談時間中編

「はぁ、面談かよ…トホホ。何言われるんだか。」


 タケは気だるそうに俯く。お前いつもの元気はどこへいった。


「俺もこの前面談だったけど、軽いもんだったよ。クラスの事とか、今考えている進路とか、雑談気味にさ。」


 ジト目で口を尖らせたタケはどこか不服そうである。


「そりゃ、現時点で成績不振者じゃないからな!!」


 そういえば、こいつ内申低かったな。


 掛ける言葉が見つからないレイは愛想笑いをするしかなかった。


「お前は、進路どうすんだよ。どこか目指してる大学でもあったっけ?」


 大学か、別に勉強したいわけじゃないし、学生に拘りたいわけじゃないんだよな…。でも、母さんが少しでも喜んでくれるなら大学か専門進学してもいいかな。


 目を細め、レイは俯く。


「お前と同じとこでも行こうかな。」


 瞬時に切り替えてタケの問いにレイは応えた。窓からの夕焼けが2人を包み込みだす。



「そういえば、タケのお父さん最近見てなかったから挨拶したいな。」


 ふとレイは気にしていたことを口にする。


 タケのお父さん、優しいんだよな。いつも、気にかけてくれるし。小さい頃、泣きべそかいてタケん家いったら何があったかよく聞いてくれたよな。


「やいやいや、会わなくていいって。あの時から変わってないから。」


 タケはどこか照れ臭そうに口角をあげる。


「わかったよ、じゃあ今日は会わないでおくよ。また、明日な。俺はカナ待たなきゃだから。」


 タケに背を向け、レイは教室へと歩きだす。


「おう、また明日な。」


 レイの姿が角で隠れるまでタケは廊下の先を見ていた。


「じゃあ、父さんを控え室まで迎えにいくk…。」


 タケが曲がった角に父、シンノスケが立ち尽くしていた。どこか不敵な笑みを浮かべ、タケと視線を合わせる。


「どしたの?父さん。控え室分かんなかった?しょうがないな、分かんないなら連絡しろよな。」


 タケは呆れて首を左右にふる。


「ごめんな、どうも同じ教室に留まるのが性に合わなくてな。」


 突然瞳孔だけが、一点に集中しタケを凝視する。「私たちは家族、だよな。タケ」


 間を置くことなくシンノスケは気絶した。


「…っふぅ、とりあえずか、どれどれ。」


 タケは体の可動域を確かめるように全身を捻り始める。


「タケ、今までありがとな、これからは父さんがコレ使うからな。」


 タケがいい放つと、左腕をしならせ気を失っているシンノスケの頭部を勢いよくはねる。


「次はあのコかな…。」


 顔の凹凸が薄くなっていくタケはニヤケながら照明が際立ち始めた廊下を歩いていく。

ご高覧ありがとうございます。後編に関しましては、今度こそ月曜日に更新する予定ですので、是非ご覧ください( ̄□ ̄;)!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ