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のっぺらぼう‐秘匿事件特別捜査係‐  作者: こちょテル
異物遭遇編

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1/14

Filing1-1 発着点からいってきます

「次があるって!!」


 そんなハツラツに励まされても芯に響いてこない。日暮レイ(18)、某高校3年。ついさっき積もりに積もった恋心を爆発させて儚く散った日本男児である。


「マジで告ったの⁉やめとけよ、無理だって。」


「いや、ユキちゃんは照れてるだけだって絶対、次はいける...。」


「諦めろ、お前じゃ無理だ...。」


 横にいるタケは小刻みに震えながら手を添えて慰める。


 いや、絶対俺ならいける。思い出せ、あの日々を!!


 レイの脳内には想い人、雪村ユキとのここ2、3ヶ月の思い出が次々と蘇る。


 資料運びを手伝ってくれた日


 和気あいあいと語り合ったあの性癖の数々。


 成功しないはずがない‼


「あの澄み切った瞳に、眩しい笑顔、程よい肉付き...。ビジュの完成度は言わずもがな、内面も美しい。」


 レイは深く息を吸い、流し目で窓の外の雪村ユキを見つめる。


「いやぁ、2ヵ月接してたけどいい娘すぎるんだよなぁ。」


 感傷に浸り静寂とした空間を引き裂くかのようにタケが口を切る。


「いや、高3が中1にガチ恋すんのはきついぜ...。」


 その一言に糸が切れたレイはここぞとばかりに怒りをぶちまける。


「あぁ~うるせぃ。ヒ・ト・の性癖にケチつけんなぁー!!」


「好きにさせろタケェ‼」


「...。」


 ため息をつきながらタケは肩を落とすのだった。



「レイ、なに落ち込んでるの?」


 廊下の先から幼馴染みのカナが笑顔で歩いてくる。


 こいつ知っててニタニタしてるな。


 あからさまにしかめっ面をするレイにカナは無邪気に話しかける。


「なぁに、あの子にアタックしてきたの?」


 ばつが悪そうにレイは目を逸らす。


「わかってたでしょ、好意は好意でもあくまでlikeライクであってloveラブじゃないって...。」


「もういいって、さっきタケにも同じようなこと言われたから。」


「あっ、今日ちょっと用事あって遅れるかもだから終わるまで教室で待っててちょうだい。」


 手を合わせてカナは上目遣いでレイに声をかける。


 タケは常々考えていた。こいつらの関係性はただの幼馴染なのか...と。


『なんでレイは頑なにロリがいいんだ?』


 考えていてもしょうがないことなのでタケは考えることを諦めた。


「じゃあ、また帰りねレイ‼」


「おう」


 2人を残しカナは廊下の先へ駆け出していく。その背からは影が伸び始めている。

ご高覧ありがとうございました。初めてストーリーを書いているので試行錯誤しながら書いていきたいと思います。回を重ねるごとに楽しませれるような話を書けるように精進いたします。来週もよろしくお願いします。

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