第八話 クラスメイト達
一瞬視界が真っ白になる。
思わず目を閉じ、開くと、視界いっぱいに草原が広がって、そこには大勢の人がいる。
よく見たら見覚えのある人もいる。
もしかしなくてもクラスメイトなのだろう。
誰だか分からない人達は、恐らく容姿を弄ったのだろう。
そう考えてみてみると面影があるな。
髪の色がカラフルな奴がいるのは自動的に変えられてるんだろうか?
おっと、そんなことよりも、今はステータスとか隠蔽しなくては。ここでバレたら面倒くさそうだしな。
そんなことをしていたら声をかけられた。
「やあ、君。君の名前を教えてくれるかい?」
何だコイツ。クラスメイトの名前くらい覚えておけ。
そう言い返そうとすると、微妙な表情に気づいたのか、こう返してきた。
「ああ、君の名前を覚えてなかったわけじゃないんだ。ちなみに僕の名前を覚えているかい?」
あ?覚えてなかったろうが。どんな言い訳だよ。
お前の名前は……あれ?思い出せない。それどころか自分の元の名前も思い出せない。
「気付いたようだね。そうなんだ。僕達はどうやら元の名前を覚えていないらしいんだよ。だから改めて自己紹介をしよう。僕の名前はライト。職業は勇者さ。」
おおー、勇者くんが本物の勇者になった。
っていうか、そんなことが分かってるってことは、コイツは俺がボーッとしている間に色んなやつと自己紹介しあってたっていうのか?コミュ力たけーな。さすが勇者。
けど、俺ってなんて言えばいいんだ?
まあ、職業は隠す必要なんてないか。
「俺の名前はローク。万能者だ。」
「万能者ね。使いにくそうな職業だったがなんで選んだんだい?」
「別にいいだろ?」
「何よアンタ。ライトが聞いてやってるんだから真面目に答えなさいよ。」
何だコイツ?あー、勇者ハーレムの一人か。容姿弄り過ぎだろ。
俺も人のこと言えねーけど。ってことは全然変わってない勇者は天然でコレなんだよな。
恵まれてんな。まあ、これからは関係ないけど。
「そんなこと言うなよ。彼はクラスの仲間なんだ。それに誰にだって言いたくない事はあるはずだ。」
「それはそうだけど……。」
「すまなかったね。もこんな事になって気が立っているんだ。許してやって欲しい。」
「許すも何も起こってないから別にいいよ。」
「ありがとう。では僕達はもう行くよ。向こうでも会えるといいね。さようなら。」
勇者君も悪いやつではなおんだよな。ただちょっと、上からだったり頭が硬かったりするだけで。
さてと、知り合いを探すかね。
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