【過去】『100万回生きたねこ』(佐野 洋子)
1977年発行
見てくださいよ。
この表紙に凛と立つネコ。
そりゃそうですわな。
なんってたって彼は100万回生きたねこですから。
そりゃ、いろんなことを経験しましたとさ!
そりゃ、いろんなものを見てきましたとさ!
けれど……
本書は「100万回生きたねこ」であり「100万回死んだねこ」ではありません。「生」への賛歌なのであります。
「感情を爆発させる」ラストの画は、一度見た者のこころに焼き付いて、きっとこの先、決して忘れることはできないでしょう。
同時に、ひとを感動させる「言葉」そして「物語」とは、これほどまでにシンプルにあらわせるものなのだ……と深く考えさせていただいた大切な大切な絵本であります。
(※【現在】の私から一言──今さらこの絵本の感想なんて載せても仕方ないわけであります。というのも、この話を知らない人の方がもはや少ないはずですからね、うん。『100万回生きたねこ』の感想を書くことなど、もうこの先ないでしょうからここに載せちゃいました。
当時はまだ今ほど有名でもなかった気もしますが、100万部、200万部……そして300と年月とともに世界へ広がっていきましたね。まさに奇跡の絵本ですわな。きっと今でも「はじめて読む人たち、こどもたち──」には衝撃をあたえるんだろうと思いますもんね。そもそも10回でも100回でもないんですよね~。100万回ってのがまた創造力がぐい~んと広がるっていうか……。これが100回だとまた違ってたのでは、なんてことも(笑)「一家に一挺、銃を」よりも「一家に一冊『100万回生きたねこ』を」となることを祈りつつ……)




