【過去】『妻を帽子とまちがえた男』(オリバー サックス)
1992年発行
(※【現在】の私から一言。この本で書かれてる不思議なことなどは【現在】ではネットですぐに読んだり見つけたりすることができますが、一昔前はこういった書物やテレビなどの一部の特集でしか見れなかったんだな~と思うと、感慨深いものがありますな~)
人間とはかくも不思議な生き物である。
それを思い知らされる書物がコレ。
「記憶」や「幻聴」はもちろん、切断したはずの足や腕が痛む「幻肢痛」など、人間の脳の不思議について興味深く書かれていて、何度、読み返しても飽きがこない。
自分の左側を完全に無視してしまったり(化粧なども右側だけとか)、一瞬のうちに相手の本性を見抜き、通り過ぎる人たちのものまねをする人間。
極めつけは、やはり、タイトルの「妻を帽子と間違えた男」。
そのまんまです。
妻を帽子と間違え、かぶろうとしたんですよ。
なんか凄くないすか? それ、どんなシチュエーションだよと(笑) ミステリのタイトルでもなかなかここまでぶっ飛んだタイトルはお目にかかれませんわな。
気になる方はぜひ、読んでみるもいいでしょう。
ワン・エピソードもほどよく短く、読みやすいです。
著者のオリバー・サックスは、映画『レナードの朝』の原作「めざめ」を書いた医学者であります。他に「火星の人類学者」「脳の中の幽霊」という同系統の本も出てますので興味がわいたらこちらも面白いかと。
人間というのは本当に不思議で面白く、そして素敵です。




