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09 川沿い探索

なんとなく冒険者。

そして、スルーの度合い。

「まずはドクラクソウだ。」


ロディはスーニャの家の周りをうろうろして、水源をみつけた。

小さな湧水だった。

そこから流れ出る川をゆっくりと歩いて行く。

水辺に生えるのならば、歩いて行けばどこかにあるだろうと思ったのだ。


ロディが川沿いに下っていくと、魔物の気配を捕らえる。


「そろそろ結界の外にでたみたい。」


スーニャの家の周りには結界が貼ってあり、魔物が突然侵入することを防いでいる。あまりに強い攻撃だと壊れるが、そこは賢者のつくる結界だ。相当強い。


ロディは弓をつがえ、魔物の気配を感じる方向へと向ける。

魔黒狼が3体、のっそりと現れた。

ロディは魔黒狼をじっと見つめる。

魔黒狼もロディをみつめ、飛びかかってきた。

ロディは飛びかかってくると同時に、矢を放つとすぐにその場を離れ、次の矢をつがえる。

最初の1体の目に矢が当たり、足が止まった。残りの2体がすぐ迫ってくるのにたいして、二の矢が2体目の頬にあたる。残った3体目には間に合わず、弓を背負い直しながら、大きく横へ跳んだ。


一番近い二体目をショートソードで袈裟懸けに切り裂き、襲ってきた三体目をひらりとかわして背中から切り裂く。二体を相手に、ロディは体術で鋭い爪をかわしながら、ショートソードで斬りつける。徐々に二体に傷が増えていく。が、さらに三体目が加わると、さすがにさばききれず、ロディは左手を伸ばした。


「サイクロン」


ロディの手のひらから空気が激しく渦を巻きだし、魔黒狼三体を空へふきとばす。


宙に浮いている三体にめがけてロディは矢を連続で射る。そして落下地点を狙いショートソードでなぎ払う。三体は川沿いに生えていた木にぶつかってとうとう息絶えた。


「うー、ちょっと疲れてたみたい。」


ロディは腕を倒した魔黒狼をかばんい入れると、また川沿いを歩き出した。


しばらく行くと、滝壺を発見し、回り込んで下へ降りる。


「あ、ドクラクソウみっけ~。」


ロディは楽しそうにドクラクソウを必要なだけ採ると、採取袋に入れた。

喉が渇いたので、水を飲み、一休みする。

六日間野宿で過ごしたので、体がかゆい。


「少しくらい大丈夫だよね。」


ロディは脱いで身軽になると、滝壺へ潜った。水は冷たく心地よい。

汗をかいていた体をすっかり清め、のんびりとすごしていると、がさりと音がした。

気を緩めていたことに気付き、ロディは気配を探る。どうやら一体のようだ。

ロディはそろそろと体を水の中につけたまま、弓を手に取った。

ところで人が姿を現した。


「やっと滝壺か。」


現れた人と目が合い、ロディはにらみつけた。

さきほどスーニャの家で爆発させたり、穴を埋めていた少年だった。

少年はロディに気付くと、置いてある服を見て、下流へと向かっていった。


「何してるんだろう。」


ロディはきょとんと首をかしげたが、少年の姿が見えなくなってからすっと滝壺から出て服を着た。


「さて、鍾乳洞を探すならこの崖沿いかな?」


ロディは荷を背負うと、滝壺のがけ沿いに歩き始めた。

設定9 基本的に風の魔法はふきとばす系。切り裂くイメージがない。浮かす。

    一瞬だけ成長促すような魔法はできるので、

    爪を長くして切るのはできるが、爪が折れたり、汚れたりするので、

    使用されない。それなら武器を使う方が強い。

    ロディは半日ほど山登りをしているので、ちょっと疲れ気味。

    魔の山の魔物は強くて一瞬ではさすがに倒せない模様。

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