普通から異常へ
「失礼しました。」
そう言いお辞儀をして俺は保健室から立ち去る。何もおかしくない、ただ…
異能力ありました(笑)
それだけのことだ。
ざっくり説明しよう、ざっくり
「弥生君、あなた初めての技術テストだったでしょう?」
「えぇまぁ…。」
「なら簡単に説明するわね。この技術テスト…と言っても寝てる間にこっちが調べただけなんだけど。異能力にはランクがあるの。」
「ランク…強さみたいな感じすか?」
「そうね、ランクが高いほど異能力は強力なものになるわ。技術テストではそれを調べることができるの。」
「なる…ほど。」
「それで弥生君のももちろん調べたんだけど…」
あぁ、やっぱり異能力なんてないことがバレたのか…まぁ当たり前だが。
「Aなのよね。」
「あぁですよねー……A?」
「Aなら十分といいほど優秀ね、さすがは転校生かしら。」
「は、はぁ…。」
てことだ。
要するに俺は紛れもなく異能力者だ、それも強力な異能力。
それでも俺は自分がどんな異能力を持っているかを知らない…委員長の言ってた限定というものが関わっているのかもしれない。
「弥生君。」
考え事をしていた俺に冷ややかな声で話しかけてくる女性の声
「あれ、委員長。」
まただ。彼女は以前にも見せた顔をしている。何か見えないものに怯えているような…
そんな彼女から発せられたのは
「教えてあげましょうか、あなたの異能力を。」
「え…?」




