半信半疑
「な、なんで委員長が俺の異能力を知ってるんだよ…」
「あなたの異能力もあなた自身が自分の異能力を知らないということも私にはお見通し…それが私の異能力だもの。」
透視。みたいなものなのか…?
「透視とは少し違うわね、それじゃあただの超能力だもの。」
「こころまで読めるのか…じゃあ教えてくれるか、俺の異能力について。」
「えぇ…弥生圭吾。あなたの異能力は『身体の強化』。ただ単に強いってことね。」
突然だが俺は漫画やアニメが好きだ。
その中でも呪文で炎や雷を操ったり、必殺技を持っていたりなど王道なバトルものが大好きだ。
内心自分の異能力に期待していた自分が恥ずかしい。
「あまりパッとしないな…それにあまり実感してないしな。」
「限定に引っかかってるかもしれないわね。似たような異能力を持つ太牙君にでも聞いてみれば?」
「ん?委員長の異能力で分からないのか?」
「さぁね…自分のことくらい自分でなんとかしてみたら?」
そう言い残し彼女は去ってしまった。
「身体の強化かぁ…。」
本当にそんなものが俺の異能力なのか?そもそも委員長が嘘をついたとするならそこまでだ。
二階堂楓。俺らのクラスの委員長…なぜ彼女は俺に異能力を教えてくれたのか、色々と不思議に思うが
「今は教室に戻って俺の異能力について話そう。」
そう言い、俺は駆け足で教室へと向かった。




