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黄昏は悲しき堕天使達のシュプール  作者: Mr.M
二章 Renewal 5月

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30/137

第30話 『楽園』

翌日から。

俺は徐々に奥川と距離をとるようになり、

代わりに

大吾達と一緒に過ごすことが多くなった。

学校が終われば皆でマンションの屋上へ行った。

大吾達はそこを『楽園』と呼んでいた。

『楽園』は全部で3つあった。


1つ目は儀式の時に行った

「Paradise Garden 中之島」だ。

ここは学校から一番近く、

かつ楽に侵入できたのでよく利用された。


次に「Paradise Garden 中之島」から

300mほど東に行ったところにある

「Twilight Avenue 城之三崎」だ。

こちらは「Paradise Garden 中之島」と同じく

11階建てのマンションだったが、

侵入するのに多少苦労した。


3つ目は

「Riverside Doom 春日」

という8階建てのマンションだった。

ここは学校からは少し離れていて

おまけに隣の学区にあったが、

侵入のし易さと屋上が比較的広かったので

『楽園』の1つに加えられていた。

隣の学区といっても、

すぐそばを流れている毘沙門川が境界で、

一度帰宅してから集合するときは

案外重宝された。

そしてここは

茜の家から近いと翔太が言っていた。

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