表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
56/78

第58話:ぎんいろの指先と、三つ編み


後ろをついてくる女の子が、二人のために「銀色のクシ」を取り出しました。


「……毛なみがボロボロ。じっとしてて。昔みたいに、私が直してあげるから」


彼女が二人の柔らかな毛を丁寧に三つ編みにすると、微かな魔力が二人の首筋をくすぐりました。


「わあ、かっこいい! ぽこ、僕たちにお揃いのツノが生えたみたいだよぉ」


「本当だぁ。キミ、お化粧もできるんだね、すごいなぁ!」


二人は、かつて彼女と暖炉の前でこうして身なりを整え合っていた朝の風景を、もう思い出せません。


女の子は、結び終えたあとにそっと二人の頭を撫でました。その手の震えを、二人は「風が吹いてるのかなぁ」としか思いませんでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ