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運命の朝食 その3

商品棚で一応、仕切られたフロアがイートインコーナーだ。


全て木材製のテーブルと椅子が設置され、充電用のコンセントが完備されていることから長居してもかまわないような雰囲気のフロアだった。


気持ちを切り替え、ガラス張りの壁がわに設置されたカウンターの席につく。


トレイの上で手を組み、額を預ける。


こっそりと深いため息をつき、目を閉じた。


何をやってるんだ、僕は。

いい歳をして女性の足を眺め回すなんて。

失礼だろ。


今度は額をのけて両手で顔を隠すようにニ、三度擦った。


カサカサと油のない皮膚が情けない音をたてる。


さっさと食べて仕事へ行こう。


そう思うことでしか失せた食欲を奮い立たすことはできない。


ロールパンとサラダを手早く口に運ぶ。


飲み物がないので、喉にいちいち引っ掛かる。


ああ、情けない。


たった数分でさらに老け込んだ気がした。


近くで椅子を引く音がした。


白い光がまた視界をよぎる。


僕の右隣、一つ椅子を空けた席にさっきの女性がスルリと座った。



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