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クイクロ  作者: ロクデナシ
悲劇の始まり
2/3

第1話 悲劇の始まりの日

拙い文章ですがよろしくお願いします

俺に名はない。いや、あるにはあるがソレは毎回違う。仕事がら仕方のないことかもしれないが。歳は18、昔から様々なことを多くの人物から仕込まれた。

あの時間は地獄だったが、今はそれのお陰で仕事が出来るのだからそこは感謝してもいいかもしれない。


ちなみに俺の仕事は何でも屋。物の売買からサービス業に配信業など多彩にやっている。

そして、俺のところには裏の仕事も転がってくる。いや、正確には殆どがそういう仕事だが。


強盗、殺人、拉致など様々な仕事があるが、俺は殺人の仕事が大好きだ。あの絶望の表情(かお)を見るのが楽しくて楽しくて仕方がない。

人の絶望、憎悪、悪意、これらは最高の嗜好品だ。出来るならもっと沢山殺して愉しみ、嗤いたい。


が、この世界はそういうことに厳しく、多くの人間を殺すことはとても難しい。テロでもすれば別だがそれでは愉しむ隙もないし、何より俺が死んでしまう。それは嫌だと思いながら俺は日々を過ごしていた。


そんなある日、俺はなんとなく見ていたテレビに気になるニュースを見つけた。そのニュースのタイトルには、


『ログアウト不能のデスゲーム』


と書かれていた。俺はそれを見た瞬間、画面に目が釘付けになった。そのニュースの内容はこうだ。


・NEOというVRMMOが最近発売された。そのゲームが始まり、1週間目にイベントがあるからとその日は多くのプレイヤーが集まっていた。


・NEOの中にいたプレイヤーはその日、ゲームの開発者にデスゲームの宣告を受け、ログアウト不能となった。


・NEOの中での死が現実の死となり、現実で無理やりVR機を取るとそれも死ぬということ。


・NEOはステータス含め殆どがランダムで決まるため、地雷と言われていたプレイヤーたちの生存は厳しいだろうこと。


・当時、NEOにログインしていたプレイヤーは限界数の15000人で、既に約2000人の死亡が確認されていること。


などの情報が集まった。俺はこれを見て、すぐさま外に飛び出た。目指すは近所の一人暮らしの男のところだ。


30分後


俺は家に帰ってきていた。俺の予想通り、男は部屋の中のVR機の中で息絶えていた。俺は男の入っていたVR機からNEOのカセットを抜き取ってきたのだ。


俺がこれからやること。それはゲーム内での大量殺人だ。ゲーム内なら沢山の人が殺せる。そして捕まりもしない。これほど素晴らしい殺しの場があろうか⁉︎いや、無い!


俺は家の地下室に入り、そこにいた俺に忠実な奴隷に俺がNEOにいる間の体調管理を命令する。奴隷は力なく頷くと準備をした。俺はVR機にカセットをはめ込み、中に入って蓋を閉じた。


「接続開始」


俺の意識は消え去った。


=====


『NEOにようこそ。名前の設定をお願いいたします。なお、その後アバターの設定を開始しても宜しいですか?』


「名前はクイクロ。始めてくれ」


俺はNEOのアバター設定の場にいた。ここで俺のアバターの設定がランダムで決められる。俺はジッと待つ。3分後


『アバターの設定が完了しました。新たなる旅路を祝福いたします』


アバター設定が終わり、俺はNEOの中に飛ばされた。


気がつくと俺は寂れた街にいた。周りには人の姿は無い。これではまるで廃墟だ。俺がそう思いながら街を見ていると不意に視界にメールのマークが出た。


俺はたった今ログインし、ついでに知り合いなどいるはずも無いからメールなんて普通はあり得ない。俺は警戒しつつメールを開いた。


『クイクロへ


私が作った世界へようこそ。クイクロ君、君の噂や仕事のクオリティの高さはよく耳に挟んでいたよ。そして私は君がこの世界にきた目的もだいたい分かっているつもりだ。

存分にこの世界を愉しみたまえ、そこら中に嗜好品は転がっている。君の活躍を見ているよ。

渡部 蓮也』


そこにはそう書かれていた。そして最後の名前はこのゲームの作成者の名前だ。どうやらこの世界の支配者()は俺を祝福してくれているらしい。俺はニヤリと嗤ってからメールを閉じた。


「ステータス」


俺がそう言うと俺のアバターのステータスが表示された。さあ、どんな風になっているのかな?



名前:クイクロ

性別:男

種族:蛇神

職業:快楽殺人鬼シリアルキラー

レベル:1


HP:2400

MP:15000


STR:820

VIT:340

INT:560

MND:560

AGI:1470

DEX:840


《スキル》

全武器適性Lv9、闇魔法Lv9、刻印魔法Lv9、呪術Lv9、身体強化Lv9、召喚魔法Lv9、隷属魔法Lv9、探査Lv9、隠密Lv9、威圧Lv9


《固有スキル》



《称号》

【レッドプレイヤー】【快楽殺人鬼】【狂人】


《装備》

呪刀ジュトウ 娥蟲ガチュウRランク9

STR+870、AGI+420、DEX+110

効果

【敵】麻痺、毒、猛毒、幻惑、混乱、睡眠、出血、【自】呪い


呪刀ジュトウ 血喰チグRランク9

STR+1120、VIT+50、DEX+270

効果

【敵】超HP吸収、超MP吸収、継続ダメージ、出血、【自】呪い


【死神の衣】Rランク7

VIT+540、DEX+40

効果

【自】魔法威力軽減、速度上昇、クリティカル上昇、即死無効、呪い


【悪魔のスラックス】Rランク7

VIT+120、AGI+480

効果

【自】魔法威力軽減、速度上昇、状態異常無効、呪い


【堕天使のブーツ】Rランク7

VIT+20、AGI+960

効果

【自】魔法威力軽減、速度上昇、光魔法無効、呪い


【グレムリングローブ】Rランク6

DEX+210

効果

【自】器用強化、生産成功率上昇、呪い




「………は?」


いや、ちょっと待て、おい。いくら歓迎されてるからといってこれはないだろう?


俺は説明を詳しく見るのが嫌になってきた。だが、せめて種族だけは確認しなければ……


種族:蛇神

説明:永年を生き、多くの負の感情を喰らってきた蛇が神となり人型を得た姿。その力は天照大御神にも匹敵する可能性を秘めている。

特殊能力:呪支配、神圧、蛇化


「よし、殺しにいくか」


現実を見るのをやめた。


ま、このくらい強ければ好きなだけ殺せるけどね?キヒヒヒヒヒッ!


「ん?またメールか?」


俺はまた届いたメールを開いた。そしてそこにはとても愉快で素敵な誘いがかかれていた。


『クイクロ君へ


さっきぶりだね。さて、君は今から15分後にとある街に転送される。君の立場はクエスト【喰らう者】のサポートプレイヤーとして街にいるプレイヤーと共に共闘してもらう。

まあ、それは表向きだ。このクエストの本当の敵は君だ。クイクロ君、

『Qui Kurau』。ラテン語でクイクロとは上手いこと考えたね。

まあ、前置きはここまでで良いだろう。さあ、改めてこの世界を愉しみたまえ。』


「クヒッ!」


俺は嗤った。こんなに愉快なことがあろうかと。5分後、やることを終えた俺は光に包まれた。


悪魔が今、転送された。


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