最終話
「おや?まだ魔族がいたか。」
「ラツゼント…。」
「僕の名を知ってるとは…。まぁ、イケメンだしな!」
「(かわってねぇ。)」
ラツゼントは、フオルの前世(転生する前)のときの相棒である。自分がイケメンだと思っているが顔はそこそこイケメンみんなライバル視している。自分より下と思っている人はライバル視しない。まぁ、当たり前か。
「戦士族がなにしに来た?」
「お前らを倒しに…。」
「スキあり!」
「なっ。」
ドカッ バコッ バキッ
「ハァ、ハァ、勝った…何とか…。」
きついよ、そりゃ、ラツゼントは、剣や刀つかうし、こっちリングで魔力抑えられてるしまぁ添うう県があってよかったが・・・。
「何かと思ってきたが心配はいらなかったな。」
「魔王……。」
「気をつけろよ。いつ来るかわからん。」
いつくるかわからんそりゃそうだろ戦士族は魔族とライバルの[族]だもの。確かそろそろ集団で攻めてくるはずだがいつだったかな?
「フオルちゃ〜ん。」
「ん?」
クタスタかよ、さっき会ったこと知らないのか?
「お風呂入ろ〜。」
「……。」
〜風呂〜
「のぼせた…。さきでる…。」
「え…うん…。(のぼせるほど熱いのか…。まだ入ってないけど…。)」
バタッ
「あ、フオルちゃん!大丈夫?」
「何とか。」
「…。」
「じゃぁ。」
「うん」
〜廊下〜
「……そういえばこのリング…。自分じゃホントにはずせないのか?」
『うん!』
「おぉ!いつの間に!」
『さっきから』
「ふ〜ん。そういえば、なんであいつも、ここに転生させたんだ?」
『あの子って、クタスタ?』
「あぁ。」
『なんでわかったの?』
「この[族]には、村はない、なのにあいつは<あなたもここに来るのは初めて?>みたいな感じのことを聞いてきた。だからだ。」
『それは、私の担当じゃないし。』
「担当?」
『うん!転生術を使ったら、死ぬまで転生させた人に、つく。』
「へ〜。」
『…。ついでに、担当してる人にしかたいてい見えないから。』
「…。(この前言ったのと矛盾してんじゃん。)あ。魔王サマどうしました?王の間から出て。」
「フオルか、たくさんの、戦士族が攻めてきた。」
「(真顔で言うなって!なんか怖いから!)」
「だから、出撃準備をしている。」
「シュツゲキ!?」
「あぁ。お前なら女だが戦えるだろ?」
「やっぱり気づかれてたか…。」
「当たり前だ。」
〜王の間〜
「では行くぞ!」
「「「「お〜!」」」」
読者の皆さま、読んでくださってありがとうございます。これでこの話は終わりです。その気があったら、「2」などを出します