表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 想箱  作者: TiLA
PR
6/32

えくぼ



 なんにも考えない時間が

 ただ過ぎていく

 きみと居るだけで

 ゆったりとした時間が

 ただ過ぎていく


 きみがめくった

 ページの裏を眺めて

 髪をかき上げた

 耳もとに目を奪われて


 なんにも考えられない時間が

 まるで指の隙間から溢れるように

 ただ流れていく

 静かな時間が

 言葉もないままに


 テーブルに置いた

 コーヒーカップの湯気だけが

 もう昇らなくなって

 それだけが

 時の流れを知らせてくれる

 

 そんな週末の午後


 やがて突然

 店の奥にかかった古時計が

 (とき)の鐘を鳴らすと

 夕闇はそこまで


 顔を合わせた

 きみが


「お腹すいたね〜」


 そう言って

 背伸びしながら

 にっこり笑った


 ようやく動き出した

 ぼくの心の秒針


 でも半分は

 きみのえくぼに

 まだ囚われたままで



挿絵(By みてみん)

お読みくださり有難うございます。

皆さんのポイント(★・ブクマ)、いいね! が励みになります。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ