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【0】異種融合症候群
20XX年世界で奇妙な事が起きた。
その現象が初めて確認されたのはアメリカに在住の少年で背中に白鳥に似た大きな翼を持っているのを世界中で拡散された。
当時、ネットでは「本当に翼を授かってるw」「未来に羽ばたけよ」と馬鹿にするようなコメントの一方、「怖ええ」「こ無事でありますように」と擁護するコメントも1:1の割合でコメントがあった。
そして10年後ーー世界中で様々な動物の特徴を持つ人間が増えてき世界人口の99.9999%はこのような人間になってしまった。
このような事例を合わせて学者でこう呼ばれる。
「異種融合症候群」
不明なことが多く突然発症すると言う。現時点では感染力は99%に近く、生物から出るウイルスが起こす病気と推定されているが、激痛や寿命の短縮など悪影響は確認されていない。
空を飛べる者、水中で呼吸できる者、重い物を軽々と持てる者、あんなに馬鹿にしていた者は掌を返すように症状に頼ってしまった。
逆に0.0001%の人間は原因は不明だが症状にかからず生きている。昔から変わらず空を飛べず、水中で呼吸ができない。かつてそれが当たり前だった者達。皮肉にも立場が逆転し不遇になった世の中。
そんな世界で0.0001%の人間と、99.9999%の人間が描くストーリー。




