ルームメイト
「誰なんだ……!」
「ルームメイト兼私の相棒。」
「あっ、ごめんねマール。起こしちゃった?」
少女は眠そうに目をこすりながら、上体を起き上がらせた。髪型が、おでこを出したストレートロングであり、その丸見えの額には目がもう1つあった。
「縺雁ァ峨■繧�s?」
「うん。この人はね、新しいパーティメンバーだよ。大丈夫、悪い人じゃ無い。」
夏乃は少女に近づきその頭を優しく撫でた。
俺は離れて、また椅子に戻った。
「なあ、その子のでこにあるのって……」
「……この子はね、北の方に住んでる、ある有名な一族の末裔らしいの。その一族の人は額ににもう一つ目が持っていて、その目で魔術の制御をするらしいよ。」
「でも、マールは母親と森に薬草を取りに行って、はぐれたところを奴隷ハンターに見つかって捕まっちゃったの。そのままこんな所まで流れついたのを、うちの団長が面白がって買い取ったってわけ。」
「初めてマールに会ってその境遇を聞いた時、私この子の事を絶対助けてあげたいって思った。だってこの子、知らない人しかいない環境で、使う言語がここと全然ちがうから、コミュニケーションもろくに出来なくて、最初すごく精神的に弱ってたの。」
「……。」
夏乃は、家族と離れ離れになっている自分の状況とマールのそれを重ねているんだろう。夏乃だけが彼女の言語を理解できるなら、そりゃ自分がなんとかしなきゃって思うよな。
「縺セ縺溷ッ昴◆縺�?」
「うん。この人はユーサーっていうの。実力は知らないけど、私達の手伝いをしてくれるらしいよ。」
「縺昴≧縺溘◆縺セ縺九d縺?」
「ふふっ。そんなんじゃないって。」
「……なあ、夏乃。俺もマールとか、ここの住人達と話してみたいんだけど……、言語ってどうやって学べるんだ?」
「分かんない。私そっちには詳しくないんだよね」
「でも、ザインさんなら何か役に立つ物持ってるかも。」
「ザインさんって、あの物がぎゅうぎゅうなお店の店主さん?」
「そうそこ。あそこはほんと何でもあるからね。もし無くても、あの人「新作だ」って言って自分で作っちゃうの」
「へー。じゃあ明日行ってみようかな。」
「それは無理。あんた金無いじゃん。」
「ぬー、確かに。まずは金をある程度貯めてからだな。」
「明日から俺も現場入りだろ?じゃんじゃん稼いでやる!」
「はいはい、声がうるさい。そろそろ寝るよ。」
「はーい。」
「縺昴≧縺�」
(そう言えば……。俺は結局どこで寝ればいいだろう。)
てくてくと歩いて俺は夏乃側の上のベッドへ上がって行った。
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみー。」
「縺翫d縺吶∩」
こうして俺達3人の共同生活が始まった。




