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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第二章 薔薇の王国
52/75

暗い悪意

閑話や、主人公の日常を書きたくて試行錯誤してたのですが、普通の高校生の日常がまるで分からなくて辞めました。


ほら、俺、友達とか居なかったから……

ローゼンタリア王国。

赤い薔薇を配した国旗が特徴的な西方の大国。

ここ数十年で大国にのし上がったこの国は、所謂富国強兵を実現する為に、国民に、日々劣悪な環境での労働を強いていた。

貧富の差が激しいこの国は、王都等の都市は白く美しく、他の街は黒く見窄らしい。

王の為の国。

其れが西方最大の大国の現状だった。

そしてそんな大国の王は、現在己が欲のままにある女を抱いていた。




抱かれている女は、その濡羽色の美しい髪を乱れさせ、王の首の後ろに手を回している。

蠱惑的なその女の裸体は、男女問わず即魅了されてしまうだろう。

だが、彼女から発せられる魅力は、言い知れぬ恐怖と不安を見る者に与える。

行為が終わり、王と女が服を着終わった時、女が口を開く。

「最近、ハクアの大森林の東に街が現れたらしいですわね」

美しく、色気のある声で王にそう話しかける。

「あぁ、その件ならもう密偵に調べさせた」

「まぁ!!流石ですわね!!

それで?」

「凄まじい力を持つ者達だったのだそうだ。唯、殆どが亜人だったのだそうだ」

「フフフ。とても興味深いですわ」

口元を手で覆い、優雅に艶らしく笑う。

「奴等は自らをプレイヤーと呼んでいた。

意味は良く知らぬ。

唯、たった一人だけ、種族の分からぬ者が居たのだそうだ」

「プレイヤー?聞いた事が無い言葉ね。

まあ良いわ。

その者はどんな容姿をしていたの?」

「全身が白く、額に札を貼った、中性的な姿だったそうだ。

その者は、他の強者達からこう呼ばれていた。












月兎、とな」

「へぇ。月兎、ですか。

何とも可愛らしい二つ名ですのね。

では王よ。貴方の密偵の言う強者達のをこの国に招待しなさい。勿論その月兎も」

この国の頂点であるはずの王に、命令口調でそう言う。

「………今は王位継承戦中だが、他所者を招いて良いのか?」

「構わないわ。もし、本当に強者なら、帝国に取り込まれる前に言いなりにしておかないと……」

帝国という言葉を出した瞬間、女の顔が険しくなる。

その女の顔を見て、王は慌てて言葉を紡ぐ。

「わ、分かった。直ぐに使者を送るとしよう」

「えぇ、そうして下さい」

王は、女の言葉を聞き、飛ぶように寝室を出て、王としての職務を遂行する。

「さて、可愛い可愛い兎ちゃんは私の力になってくれるかしら?」

王を見送った後、女はそう言って微笑む。

得体の知れぬ何かを孕んだ女は、

今日も、己の為のみにこの国を、人を、利用する。













____________________



ガン……ガン……ガン……ガン……ガン


この音が地下から聞こえ始めてから、もう何日も経ってしまっている。

唐突に城に入って来たあの男が、お父様を地下に連れて行ってから、もう何日も、この音は絶えず繰り返されてる。

城の王族以外の者達は、皆殺しにされてしまった。

王族は、いつも皆んなで御飯を食べる食卓に縛られて、皆殺しにされた人達の生首を見せられ続けている。

何故か、目を閉められなくて、霞みそうな視界で、それなのに生首だけが鮮明に視界に入る。

そんな、唯ひたすらに恐怖しかない時間は、唐突に終わりを告げた。

「よし。じゃあ次は君ね」

何の前触れも無くお父様を連れて行った男が背後に現れ、気づいた時には私は地下室に居た。

「君、凄く可愛いね。なら君はこっちの姿で壊してあげる❤️」


男がそう言うと、男はとても幼い少女の姿に変わる。

そして、無邪気に笑いながら、またあの音を、私で奏で始める。



あぁ、もう、何も分からない…………












ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……

ガン……ガン……ガン……ガン……ガン……










投稿しといてこんな事言うのあれですけど、意味が分からないですね

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