割れた仮面
キングダムハーツ予約したぜぇ(`・ω・´)
「違う!!此処はこうするんだ!!!馬鹿者め!!」
パチンッ!!
頬を叩く音が鳴り響く。
でも、その後に聞こえて来る筈の泣き声は聞こえて来ない。
それどころか、彼女は泣きべそ一つ浮かべずに父に頭を下げて間違えた部分の訂正を一瞬で行う。
父は無表情のまま「始めからそうしろ」と、姉に告げてその場を去る。
姉は俺に顔も向けず、
「部屋に戻る。入って来ないで」
そうぶっきらぼうに言うと、部屋に戻る。
俺は部屋の前で待機して……部屋から響く泣き声を聞きながら、罪悪感と自分への憎悪で、手の平に爪が食い込み血が出てくる程握る。
もう、どうしようもない事だからこそ、こう思わざるを得ない。
「『俺にもっと才能があれば…………』」
俺には護衛の才能はあった。
でも、最も欲しい金宮家の当主に必要な才能は無かった。
だから、天才なんて周りで呼ばれてるのに、欲しいものを手に入れられてないように見えた御雷が同類に思えた。
でも、彼奴はこのゲームを始めてから、同類じゃなくなった。
だから親友じゃなくなるとかってわけじゃない。
唯、姉さんを助ける力を持っていなくて、そんな自分がどうしようもなく憎かった俺にとって、そんな御雷はどうしようもなく羨ましかった。
作戦会議室から出た後、走って来てしまった…………。
モフさん、いや御雷さんの所に。
此れは家族間の問題で、部外者である彼に何かを頼むのは間違ってるのかもしれない。
そもそも頼んだところで、まだ高ニの御雷さんに解決出来るのだろうか?
そんな事を考えながら結局此処まで来てしまって、彼に話し掛ける。
「モフさん」
明らかに何時もとは違うと分かってしまう話しかけ方をしてしまう。
「ん?あぁ、タマモか。丁度良い所に来たな」
「……どうしました?」
「狼牙について聞きたい事があるんだ」
「!!!!」
御雷さんは、気づいていた…………狼牙の変化に。
私が気づかなかった事に、彼は気づいていた。
もしかしたら此の人なら、なんて期待してしまって。
そう思った時、気持ちが抑えきれなくなって、涙が勝手に溢れた。
気付いた時には御雷さんに抱き着いていた。
「モフさん!!お願いします!!狼牙を……助けて!!」
自分では駄文かどうかすら分からなかなって来た(`・ω・´)




