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貰えたスキル

「…いやマジでどうすれば良いんだよ」


手紙を読んで既に十数分は経っただろうか、俺は未だに目覚めた部屋で足踏みをしている。 その理由は今まであまり外に出る事が無かったのとこの世界での自分の立ち位置が解らないからだ。


ここに来る前に幾つかの小説を見ていて、時代によっては俺みたいな奴はすぐに首斬なんて当たり前なんだなと思っことがある。

しかも今の俺は端から見れば変な服装のおっさんで、金なんて持ってなさそうなのは一目でわかるだろう。そんな感じで時間を無駄に過ごしている。


◇◇◇◇

「とりあえず、なにか生きるヒントを探さなくては」


それから数分後、なんとか気持ちを落ち着かせた俺は部屋の中を見回すことにする。

部屋には俺が寝ていた大型の木板と数冊しか入ってない本棚に蜘蛛の巣が掛かっているスタンドミラー、少しガタつくテーブルだけだった。


「……やっぱり、情報は大事だよな」


最初に調べるのを鏡と本棚で少し迷ったがゲーム脳の俺は本棚を選び、入っている本を全部取り出してテーブルに置くと何気なく1冊を手にした。


「なんて書いてあるか全然分からん。……これも、これも分からん」


最初の本が読めなかった俺は他の本にも目を通してみる。しかし、見慣れない文字が列を成していて白旗を振るしか出来なかった。


「つ、次だ。このデカい鏡になにかヒントが…」


焦る俺は掛かっている蜘蛛の巣を振り落とすと鏡の正面に立つ。すると今度は見知った文字が浮かび上がってきた。


名:カミハラ シュン

レベル:1

経験値:0/100


ユニークスキル[経験値]を取得


鏡に浮かび上がった文字を理解するのにだいぶ時間が掛かったが、何とか生き残れる糸口を見つけた事で喜ぶのであった。


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