姫君のカリスマ
中国風の粥、韓国風にしなかったのは有名になりすぎていたので、想像しやすい粥を用意したかったのです。調べているととてもおいしそうでたべたくなります。
10
ハラハラする私を引きずってつれてきたのは城下の中でも貧しい場所。
色のない都の中でも、最も汚れた場所だった。
売るもののない商家はくずれている。
「白雪君様、ここは危険です」
「あら、私のことは雪とよんでって」
「ですから!」
ズタ袋だけを彼女はもっている。
しかし、見たらわかる汚れのない服を世の中の誰が着ている……そんな純白の衣服なんて。
そこにボロキレだけをまとったけがらわしい民の集団が近づいてくる。
「あ、あ、あ〜!!」
なにか、彼女にあったら、違う……彼女が死ねば紅葉君様がこの国の王に近づく……だから…
でも私は布で隠した剣に手をのばす……罪悪感を胸にいだきながら……抜こうと。
「来たよ! みんな!」
白雪君様はボロ袋の中からとりだしたのは月餅というお菓子、そして、米や豆など栄養価の高い食べ物ばかり。
「えっ??」
私の驚きをよそにそれを民たちに配り始めた。
そんな事をしたら彼女はエジキだ殺されてしまう。そう案じていたが彼らは素直に、受けとっていた。
こんな慈善活動を白雪君様は続けていた。
「ありがたや、ありがたや、彼女は神様じゃ」
やがて、民の中から、口々に賞賛がつづき、やがて広まっていく。
「わしらのような貧しい人を見捨てないでいたのは姫様だけじゃ」
「わしらの王じゃ!」
「白雪君様、万歳! 万歳 !」
白雪君様のウワサで、どんな、貧しいものにもいろいろな物を下賜してくれるという話がある。
ただ、無邪気な馬鹿なお姫様の妄想に私は怒りがわく。
「ねぇ、白雪君様、こんな事して、よくなるも思っているの?」
彼女は笑顔のまま。
「わからないわ。けど、きっと、少しでも良くなるから……」
彼女も答えを見つけていない。
あまい夢の言葉……
「あっ、私は王にはならないわ。葉がなるのよ 私よりしっかりと、この国をみているのよ」
そっか、彼女は敵にならない葉、つまり紅葉君様が王位と認めているなら。
安堵の息をつく。
私は白雪君様を殺さなくていいんだ。
彼女は夢をみたまま終る、笑顔を守ることができるんだ。
王は民のためにある、こういった思想は儒教的な思想です。そのため、白雪君や紅葉君もアジア思想は二人ともその教養を強く持っていたのが理解できます。
あと見てくれるだけでもとてもうれしいですので、琴線にふれたらナイスやコメント、ブックマークよろしくお願いします!!