紅葉君様の夢
ついに色のない国に、色を取り戻すための戦いが始まります。血にまみれた王子・紅葉君と蓮の思想のズレが見えてきた気がします。
しかし、白雪君は理想はあるが覚悟はない。そのことを蓮は知っている。これからどうなるのか!
10
「たのめるか?」
紅葉君様の頼み、それは暗殺……
私たちをすくってくれた人、鋭い目は遠くを見ていた。
その世界の先、国をよくしてくれる信じさせてくれる人。
けど、私は弱くなっていた。
今まで、流した血が私をとらえていく、罪の意識……
なにより、汚れない白雪君様の笑顔がちらつく。
「ほんとうにこの国は、幸せの国へと変わるのでしょうか?」
そんな迷いをくちにしていた。
紅葉君様はその迷いに反応する。
「変わる!! 強く美しい国に、奪われる国ではなく、貧しいものがいない国へと、それがわれらの悲願。
そなたの行いで100年、200年先の未来にこの国は変わる」
意味がわからなくても、つよい言葉、その言葉は私をすくってもらった時を思い出す。
生きるためだけに人を殺していた私に、価値と未来を教えてくれた。
「蓮、私が王になればそなたのような貧しき者のいない国へと変わる。たのむ……」
頭をさげる紅葉君様に私は……
「どうすれば、いいのでしょうか?」
まっすぐな意思、その姿に彼なら変えてくれると、白雪君様にはないその強さは、私の穢れに価値を与えてくれる。
彼の号のもとモミジを私はしらない、でも、私は、たまに晴れた時に見える青い月におもいだしていた……
おれた私に紅葉君様はほころんだ笑顔をみせてくれた。
「ああ、感謝する。蓮」
私の手をにぎり、しきりに礼をいう彼の姿に私は頬が熱くなる。
血で汚れた自分になんと、もったいない。
そんな彼が頼むのなら、私は……
紅葉君の姿と意義と信念がはっきりと出てきました。紅葉君の考え方は儒教的だけど、忠孝を中心ではなく、西洋の強国的な思想が強く出ている人物だと思っています。
モデルは李氏朝鮮三代目の王・李芳遠です。李氏朝鮮時代の中でも最も血にまみれた王で、暗殺とクーデターで王になり上がった。
なので、彼の思想も中国と間でバランスをとり、血にまみれても李氏朝鮮を固めようとした人物立ったのだろう。私は朝鮮史の中で一番好きな人物は彼だったりします。
あと見てくれるだけでもとてもうれしいですので、琴線にふれたらナイスやコメント、ブックマークよろしくお願いします!!




