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水郷会児童福祉施設 あけぼし2

 それから私は鹿島さんにメイクして貰った。どうやら彼女はメイクも上手いらしく、あっという間に私の顔を綺麗にしてくれた。彼女曰く「聖那ちゃんはナチュラルメイクが似合いますね」とのことらしい。


 そうこうしていると研修所に逢川さんが迎えに来てくれた。


「おはようございまーす」


 弥生さんはそう言って彼を出迎える。


「昨日はごめんねぇ。香取ちゃんの件は大丈夫だったよ」


「それなら良かったです。メイリンは行きがけに拾ってく感じですか?」


「だねぇー。いやぁ香取ちゃんのホッとした顔見れて俺も安心したよ」


 逢川さんはそう言いながら車のキーを人差し指でくるくる回した。そして「んじゃ行きますか」と言って私たちに車に乗るように促した――。


 車に乗ってすぐに高速に乗った。そして酒々井方面に向かった。昨日とは逆方向だ。


 ふと弥生さんの顔を見ると綺麗にメイクされていた。目の色は普段の茶色に戻っている。どうやら弥生さん的にはカラーコンタクトを付けているのが普通らしい。そこには弥生さんの青い目は隠したい意図があるように感じる。


 私がそんなことを考えている間にも車は酒々井に刻一刻と近づいていた。いよいよ私の魔法少女デビュー戦が始まろうとしていた――。


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