第1話
ガチで書いていく処女作です。
文書能力は低いですが限界ギリギリでがんばります笑
目を覚ますと知らない天井だった。
視界が霞んでいるせいで周りを見渡しても何もわからなかったが、
周りから発せられる機会音でここが病院だということはすぐに理解できた。
段々焦点もあってきて、気づいた。
俺を見下ろしている女の子がいる。
涙を流している。
どうしたんだろう?
そう思ったと同時に頭で考えるよりも先に自分の手が女の子まで伸びていく。
涙で濡れている頬を撫でると女の子は俺に抱きついて嗚咽をもらした。
この子は誰だろう…?
そう思った。
次に自分がなぜ病院にいるのかを思い出そうとした。
でもできなかった。
「誰だ…俺?」
俺が目を覚まして最初に口にした言葉はこれだった。
女の子は俺から身を起こした。
大きな目をさらに見開いて。
俺はこの時、女の子がなぜこんな表情をしているのか理解できなかった。
女の子の表情にも疑問が湧いたが、服装にもおかしな点がある。
おかしい。
病院にいるのに彼女は服の上にはチェーンメイル、腕や足、そして靴も甲冑らしきものを装備している。
そして腰にはボウガン。
なんだ、この格好。コスプレか?
「マサト…もしかして、覚えてないの?」
マサト?俺の名前か?
おそらくそうなんだろう。
だってこの部屋には女の子と俺だけだから。
「私のこと、忘れちゃったの!?」
女の子の目からはさらに涙が零れおちる。
その涙は俺の頬に落ちてくる。
「わからない。君が誰なのか。俺が誰なのか。なんで俺がここにいるのか。
…何もわからないんだ。」
女の子は俺の胸に顔を埋め、声をあげて泣いた。
俺はどうすることもできず、ただ女の子が泣くのをみているだけだった。
それから少しして男が3人、女が1人、病室に入ってきた。
「マサト!」
入ってきた中で一番若い男が俺に声をかけてくる。
「よかった…!
お前、一週間も意識を取り戻さないから、もうダメなのかと…!」
男は目に涙を溜めながら俺の手を握りしめてくる。
「コンドウ…心配させやがって!!」
今度は大柄の男が俺を呼ぶ。
コンドウ…
コンドウ、マサト。これが俺の名前なのか。
声をかけてきた男2人の後ろでは、残った男1人と女1人が微笑みながら俺をみている。
状況がまったくわからない。
俺は本当に何者なんだ?
最初に出会った女の子もそうだが、途中からきた4人ももっとおかしな格好をしている。
まず俺の手を握っている男と後ろで女と微笑んでいる男。
漫画でしかみたことがない機械仕掛けの、
俗に言うパワードスーツらしきごついものを装備している。
背中にはロケット砲にミサイルポッド。
腕にはガトリング、腰には柄までしかない刀。
そして右目にはスコープ。
次に大柄の男。
ごつい鎧に兜。背中には体型相応の大剣。
最後に後ろで微笑んでいる女。
こいつもパワードスーツらしきものを装備しているが男とは違い細身に仕上がっている。
付属している火器は男達と一緒だった。
異様な格好をして嫌がる。
それが全員に対する印象だった。
ずっと狼狽していても埒があかない。
そう思った俺はこの4人もさっきの女の子と同じリアクションがくることを思いつつ、
意を決して口を開いた。
「あの、だれ、ですか?
あなたたち…?」
俺の予想どうり、場は水を打ったかのごとく静寂に包まれた。
「おい、お前…
まさか?」
手を握っている男は恐る恐る俺に聞いてきた。
「マサト、記憶がないみたい。
私達のことはおろか、自分のことも」
女の子が俺の代わりに答えた。
そこからは質問攻めだった。
聞きたいことは俺の方が圧倒的に多いはずなのに。
記憶がないため俺は全員の質問に答えられなかった。
できるわけないじゃないか…
だって俺、記憶ないんだぜ?




