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NAVY SEALs

20XX年 7月13日00:00  中国 北京 SEALsチームA

小型潜水艇に大量の武器を積み込み、ようやく北京に到着した。武器があまりに多いため、面倒だが潜水艇で運ぶしかなかった。これから北京内陸部のミサイル基地を襲撃するため、あらかじめ準備させておいた車で移動する。外見は普通のワゴン車だが、中には銃やロケットランチャー、迫撃砲まで積んでいる。ワゴン車自体も防弾仕様で、エンジンなども軍事車両並みに改造してある。

 チームAの人員はたった2個分隊、16人だ。これで第二砲兵第1師団のミサイルサイロ3ヵ所を襲撃する。我々と同じような編成の部隊がたくさんあり、中国東部のミサイル基地をできるだけ多く襲撃。可能ならばミサイルを乗っ取り、海軍基地などを攻撃する。


「隊長、敵の哨兵が無数に居るようです。日本からのゲリラ攻撃を警戒してるんですかね。一部検問を設置しているようですが、味方があらかじめ偵察しているので大丈夫です」「そうか、分かった」中国もかなり神経質なようだ。日本には中国に大規模な兵士を送るだけの兵力はないのに。やはり多少は大戦時のトラウマがあるようだ。このワゴン車は限界はで武器を積んでるため、検問に引っ掛かったらおしまいだ。地図などで検問の位置を確認し、移動ルートを確認し、行動を開始した。



01:00

車で北京郊外の山奥を進む。街灯も全くなく、ヘッドライトを点けなくては進めない。「ここを60kmくらい進めばミサイル基地ですね」「こんな道60kmも進むのかよ。真っ暗じゃねえか。中国も所詮は発展途上なんだな」「山奥ですから街灯は少ないでしょ」ニューヨーク育ちの隊長はどこもかしこも街灯があると思っているようだ。

 愚痴を言いながらもしばらく進むと、向こうにポツポツと光が見えた。街灯ににしては光が小さすぎる。「止まれ!哨兵だ!」哨兵が懐中電灯を点けて見回りをしていたのだ。「検問はないんじゃなかったのか!?」我々のワゴン車を発見されたらしく、こちらに向かって怒鳴っている。「△≧☆♪◎×%!」2人の哨兵が何か言いながら接近してくる。「何って言ってるんだ?」隊長が中国語のわかる隊員に聞いた。「そこで止まれって言ってますね···」「ヤバいぞ、車には武器がたんまり···。まあ、殺るしかないな」隊員は車の窓を開け、サイレンサー付きのMP7を取りだし、哨兵に2発ずつお見舞いした。見事に頭を撃ち抜かれ、2人の哨兵は倒れた。「死体を片付けろ」隊長の指令で2人の隊員が車から降り、死体を道の脇に隠した。運良く哨兵はこの2人しかいなかったが、のちに気づかれてるだろう。襲撃を早めるしかない。



02:00  北京 SEALsチームB

チームAでハプニングがあったらしい。急遽予定変更だ。司令部からは"チームAがミサイル基地に移動するまでの時間稼ぎをしろ"と言われてた。時間稼ぎ···。テロリストに扮して共産党ビルでも爆破して派手な銃撃戦を起こし、チームAの辺りの敵兵をこっちに呼び寄せる···。隊長はそんな作戦を思いついた。中国政府のシンボルであるビルだから、総動員して必死に守ろうとするだろう。人は大勢殺すことになるが、ここで殺さないと今度はアメリカ国民が大勢死ぬことになるかもしれない。核戦争になったらもっと大勢が死ぬ···。そう思い込んで正当化しようと努めた。


02:40

中国共産党ビル周辺は人で溢れている。民間人も多いようだ。首都中心部なのだから当然だが。

 民間人に扮した隊員がビルに侵入、1階に爆弾を仕掛けた。注目を浴びるように派手に爆発する強力なものにした。「皆良いか、ビルを爆破したら最初に通りの武装警察を始末しろ。とにかく人を撃ちまくれ。軍が来るまえには撤収する」もろにテロだ。テロリストに扮するのだから、行動もテロリストでなくてはいけない。

 

この作戦は時間厳守だ。気は進まないが早く行動しなくては。「5で爆破するぞ!5、4、3、2、1···」ドンッ!ビルが爆破され、大勢の人が吹き飛ぶ。覆面を被り、MINIMIのスライドを引く。「射撃用意よし、撃て!」武装警察官に発砲する。訓練されたSEALs隊員は1発も外すことなく、ほんの数秒で20人ほどの武装警察官を射殺した。次に通りを逃げ惑う人々に向けて、10人のテロリストに扮した隊員が銃を乱射する。あとの6人は建物に隠れて10人を援護する。あっという間に通りは死体で溢れた。

 直ぐに共産党ビルの警備員や哨兵が現れ、こちらに銃を向ける。それをSEALs隊員が撃たれるまえに素早く射殺する。あまりに勢い良く殺しすぎて、辺りに誰もいなくなった。「···撤収するぞ。そろそろ軍も来るころだろう」

 

SEALs隊はほんの2分弱で民間人や警察官を数百人射殺した後、素早く、静かに撤収していった。



同時刻  SEALsチームA

「チームBが時間稼ぎしてくれているそうだ。目標に急ぐぞ」北京中心部の方から爆発音だの銃声だのが聞こえてくる。チームBがド派手に時間稼ぎしているようだ。今のうちにできるだけミサイル基地に接近する。ワゴンを猛スピードで走らせたが、敵の哨兵には遭遇しなかった。

 10分後、早くも敵基地から数kmというところに迫った。「司令部、こちらチームA、スタンバイOK」襲撃命令があればいつでも突入できる。あとは他の部隊の配置が完了するまで待つだけだ。



同時刻  中国内陸部 第二砲兵第5師団管理下のミサイル基地周辺 

複数の独立派民兵がミサイル基地周辺に展開した。戦時であるため警備は厳重だ。一斉襲撃命令が下り次第攻撃を開始、素早くミサイルサイロを乗っ取る。

 ピックアップトラックに搭載したロケット砲の仰角を調整、発射したらまっすぐ敵兵に飛んで行くようにした。DSHK重機関銃も2ヵ所に配置し、十字砲火を浴びせられるようにした。民兵たちも装備しているAKやRPGなどの動作確認などをして戦闘に備える。「司令部、こちらキッド、スタンバイOK」民兵部隊を指揮する日本人特殊部隊が報告する。

 

既に東部でもスタンバイが完了しているようだ。あとは攻撃開始の命令を待つだけだ。

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