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【100話突破】異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から毎日通勤。なぜか本社プロジェクト!S級冒険者はミノタウルスと野菜のカレーで、ほのぼの居酒屋タイムの常連です。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

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第100話 足立区100店舗達成ファミプ冒険者ギルドカードプレゼント!えっ足立区で公開するの?

『ファミプ足立区100店舗達成記念

 ファミプ冒険者ギルドカード。

 足立区限定100枚限定

 絶賛プレミアムプレゼント中!』


 修一は、まだラフだがポスターとチラシ、そしてCMカンプを張り出した。


「ファミプカードの1号点発足の地であり、本社のある足立区限定版を2200枚発行。本社勤務社員全員と、キャンペーン記念として抽選で100名の足立区在住のお客様のカードを差し替えます。」


「本社社員全員に持たせるのか?」


「社長、足立区では、通常のファミプカードとして使えて、こちらではギルドカードとして使えます。」


「「「すごいな!」」」


「建前です。」


「建前かい!」


「これ、ベータ版のファミプ冒険者ギルドカードです。冒険者ギルドカードにファミプカードのICとロゴをつけただけです。」


「ことり達に渡すのはこれ?」

「りおんさん、そうです。本社社員のカードとお客様に渡すカードには、ギルドカードのデザインとちょっとした魔法を付け足すだけにするつもりです。」


「どんな魔法?」


「結界魔法は、人の悪意を見極めて発動してますよね。少しだけ改良して異世界に悪意を持たない人を探す魔法にして組み込みます。」


「あ、こっちで勤務してもらう人、探しやすくなるってわけね。」


「そんなのできるの?」

「コボルザンクくんから聞いた話だと、魔法で見極めてる人もいらっしゃるって。」

「その魔法を魔道具として組み込むってこと?」


「はい、これから開発ですが、無理ではないと思います。」


「見つけたら、どうやってわかるの?」

「本社と、足立区のファミプカード端末の中に小型の水晶を仕込みます。」

「見られたら、わかるんじゃないか?」


「大丈夫です。皆さんの携帯にも水晶振動子入ってますよね。それを設計変更して、用途を変えるだけです。」

「そんなことできるの?」


「もう、開発終わってて、りおんさんたち、毎日使ってますよ。」


「「「えっ?」」」


「携帯決済端末。あれに使ってます。」


「「「えええぇぇ絵ええ〜〜〜」」」


「不思議じゃなかったですか?POSと魔道具が繋がるの?」

「最初はなんで?って思ったけど、まぁ繋がってるからな。って……」


「そのいい適当力。さすがです。」


「魔力を水晶が拾って、電子に変換してるの?」


「はい。今は0と1の2進法のバイナリーコードを魔道具と送受信してます。」

「ちょっと色々発見して、あ、ファミプの特許なので、詳しくは書類で確認を……。」

「え、社長の俺にも教えないの?」


「アルノ(にい)、教えてもわからないでしょ。」


「まぁ、そうだな。」

「りおんさんは目を通しておいてくださいね。概要把握、お願いします。」


「僕もわからないよ。」

「知っててくれるだけでいいです。アイデアにつながる人は、読んでおいてください。」

「はい!」


「???特許とったのか?」

「取れたの?」


「アルノ兄、魔力は精神波と誤魔化しておきました。特許取れたから、水晶振動子のメーカーにお願いして、設計変更した水晶変換子を作ってもらえたんですよ。特許は概要だけ、仕様は社外秘です。」


「そりゃ、社外秘だよな。」

「あ、特許の使用料収入があった場合は、会社の規定通り、利益の2割は開発チームで等分することを書類にしておきました。」


「会社から取るわけじゃないよな?」

「もらっていいですか?(笑)……会社の保持する特許です。そこからの利益分配ですから。収入があったらってことです。」


「誰がその規定作ったんだよ。」(怒)


「「あなたですよ。」」(笑)


 鴉瑠之って、突っ込まれ体質ね。ボケなきゃいいのに!(笑)


「メーカーから納入されたあと、工房の担当者が魔法陣を書き込んだ時点で水晶変換子が完成します。この魔法陣、部品を端末から外したら魔法陣が消えてただの水晶に戻るように描かれてます。」


「そんな小さいものに書けるの?」

「りおんさん、書くって言っても、魔法ですから、大丈夫なんです。」

「LSIの回路の印刷みたいなものと考えときます。」

「ほぼそれです。」


「魔法陣の構築はコボルザンクくん?」

「はい。彼と話すと、面白いですよ。」


「それで、最近、社長宛に、ファミプの新特許使わせてくれって、要望メールがちらほらあるんですね。」


「柳田さんに回してるやつね。そんな内容だったの?特許利用要望書って書いてあっただけだから、読んでなかった。」

「私も、これから対応って思ってました。うちにとっては急ぎじゃないなと……。」


「この二人、アバウトすぎない?」(小声)

「相手方、ヤキモキしてるでしょうね。」(小声)


「で、返事、どうすればいい?」

「『特許は開発中のものですから、こちらの研究・開発が終わり次第、検討します。』でいいのでは?」


「それでいいのか?」


「実際公表される機器はないですから。二ヶ月半もすれば忘れるでしょう。魔法陣組み込まないと、使えませんし。」

「あ、75日ね。」


「そういうわけで、冒険者ギルドカードにICチップとロゴ入れるだけで、十分なんですが、何か思いついたら、改良もありということなんです。」


「これ、君たち4人でやってたの?」


「最初は琴子と二人で。……手が足りないから、田沼とマナを思い出して、説得して。」

「説得大変だった?」

「簡単でした。一族ですから。ふふっ」


「シナモンが契約の魔道具セットを突然持って行った時かな……?」

「はい。ご迷惑かけました。」


「やってくれると楽できる……よ。」


「なんか、話について行くのが大変だな。」

「柳田さんの息子だよね?」


「間違いなく。」(笑)


「で、このカードを作るわけは?」

「世界中のファミプ全店で、『戦場のファミリーストップ・プレオ店』開店記念キャンペーンをするですよ。」


「「「えええぇええ〜〜」」」


「本当に公表するわけではないですよ。」

「公表はしないんだね。」

「しませんよ。」


「作家、柿野タネと提携して、漫画、アニメ、ゲーム、バーチャル店舗を展開するんです。」


「誰?その柿の種先生。」

「柿の種じゃなく、果物の柿に、野原の野、カタカナでタネ、の柿野タネさん。そちらにいらっしゃいますよ。」


 とりおんに向かって手のひらを指し向けた。


「おれ?」


「なろうに投稿してる、柿野タネ先生ですよね。……りおんさん?」


「へ?」


「シラを切ってもバレてますよ。【冒険者コンビニ『戦場のファミリーストップ』オープン!】をなろうに5日前から書いてますよね。ブックマークしときました。」


「もしかして、昨日、感想書いてくれた?」

「はい。初感想、僕です。」


「あちゃぁ〜。一人で祝杯あげたの、悲しい。」


「まだ、ほとんど読者いないよ。」

「面白いから大丈夫です。」


「ぼかして、嘘だらけだよ。」

「確認しました。リアル過ぎたら、困ります。」


「登場人物は、こっちは実名だよ。」

「足立区側が、ぼかしてあったから、大丈夫です。」


「はぁ、」


「「はぁ〜」」


「つまり、柿野タネがりおんで、オブラートに包んで、報告書をなろうにアップしてるってことね。」

「あの報告書、まんま小説ですからね。」


「小説風に書けって言ったの鴉瑠之だよ。」

「面白そうだから、不思議なことはフィクション風に書いとけばいいって、国からの指示があったって言ったけどさ。なろうにアップするとは!」


「フィクションだから、大丈夫でしょ。」


「「フィクションだったら……大丈夫ですけどね。」」(汗)


「元はノンフィクションだからねぇ」(汗)


「ここは、徹底してフィクションとしてしまいましょう。というのが、このキャンペーンです。」


「まぁ、僕も、噂が暴走した時、柿野タネの小説が元だね。言い訳になるかもと思って、書いているんだけどね。アルノ、柳田さん、そういうことにしといてくれる?」



「アルノ兄、いえ、社長、このキャンペーンで、ミノタウルスのお肉、販売できますよ。コカトリスのお肉も販売可能です。」


「え?無理だろ。仕入れ先表記ができない。」

「あささんのカレーですよ。」

「あさのカレー?」


「『蒸らし炒めの野菜の甘いお肉たっぷりミノタウルスカレー』のレトルトを堂々と売っちゃうんですよ。」


「「だめだろ!」」


「ミノタウルスだけだったら、ダメですけど、半分を牛肉にするんです。」


「原材料表記は牛肉で…?」

「牛肉の購入履歴もできます。」


「DNA大丈夫か?」

「調べてみますが、多分、大丈夫です。ミノ牛とかで登録してもいいかもですね。肉はあるんですから。保健所からも牛一頭を提出しろとは言われませんよ。最悪、首と胴だけでもいいわけですし。」


「修一くん、巨大だぞ」

「子牛、いないですかね?」


「はぁ〜」


「まぁ、売れそうだな。」

「可能ですね。」


「売るんですか?」


 アルノと柳田さんが乗り気、僕にはよくわからなかった。


「明日からとか、すぐじゃないですよ。」


「あ、まだ、ファミプは足立区で94店舗、この『戦場のファミリストップ』をあわせても、95店舗だもんな。それが達成できたらってことだな。」

「建設中が1店、検討中が4店」


「99店舗目ができた時、100店目、異世界店オープン!として『戦場のファミリーストップ』プレオ店を公表しちゃうんです。仮想店舗としてね。」


「で、柿野タネのラノベと、コミカライズ、劇場版アニメ、ゲーム、バーチャル店舗を展開します。」

「これ、本社スタッフの通常業務なので、秘密保持魔法契約もいらないです。」


「「「通常特別キャンペーンだ。」」」


 そう全員でハモった時、念話が入った


 ……


『りおちゃぁん。ギルマスが野菜の販売、どうなった?って』

『あ、その話、まだしてない。すぐ相談して、降りるって言っといて。』


「りおん、急に黙ってどうした?」

「アルノ、ギルマスに急かされたって、あさから念話がきたよ。」(汗)



 冒険者読者さんのおかげで、100話をアップできました。ありがとうございます。

 100話です。おめでとうです。うれしいです。


 100話を記念した間話・短編とか思ったんですけど、100に(ちな)んでキリのいい記念のお話です。


 どうしようと悩んでたら、今回も突然降って湧いたストーリーです。屁理屈満載の柿野らしい物語です。大好物なんです、こういうこねくり回してるの。すみません。理屈わからなくても、問題ないです。こいつら、メチャクチャすぎるって、笑ってくださったら、成功です。

 柿野タネ≒柿野たねです。わざと混乱を巻き起こしてますが、混乱しないでくださいね。(笑)


 作中の【冒険者コンビニ『戦場のファミリーストップ』オープン!】の作者、柿野タネと、私、柿野たねは、一応別人・別作品という設定です。あっちに行ったことないから、多分大丈夫です。行ってみたいですけどね。(笑)

 あっちは1日1話らしいです。報告書ですもんね。それでまとめられるのが羨ましい。



 これからも、200、300、1,000を目指して頑張ります。


 どこかに実在するかもしない『戦場のファミリーストップ・プレオ店』。これからも応援よろしくお願いします。

 良い機会に、ご来店くださると、嬉しいです。


 ファミプ店員一同、お待ちしております。


 キリのいい100話を記念して、面白い小説だなってことで、★★★★★をクリック。お願いします。

 いいねと感想も書いてもらえると嬉しいです。


 最新話のストックが減ってます。突然休載はないと思いますが、ブックマークをしておいていただけると、それだけで不安が一つなくなります。落とさないよう、頑張って書きます。


 よろしくお願いします。

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