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完結済作品のあとがき集  作者: もも野はち助
その他の恋愛ジャンル作品
17/17

【見過ぎ令嬢は賭けの対象にされている】のあとがき

※こちらはハチ助の作品【見過ぎ令嬢は賭けの対象にされている】のあとがきになります。

作品の盛大なネタバレ内容になるので、作品未読の方はブラウザバックでお願いいたします。


尚、この作品は作者が小説を書き始めてから2025年10月までに執筆した作品の中では、ダントツで大苦戦した作品になります……。

そのため、このあとがきは愚痴が多めです。(^_^;)

 作品を読んでいただいただけでなく、あとがきにまでご興味を持っていただき、本当にありがとうございます!


 今回はち助作品では珍しい泣き虫で気弱なポンコツ令嬢がヒロインのお話でした。

 しかし、この作品……作者にとっては小説創作を開始してから2025年までに執筆した作品内では、ダントツの大苦戦作品でした。(泣)

 プロットも登場人物設定もそこそこ作り込んだのに筆が全く進まない状態だったんです……。


 完結させた今は、その原因がなんだったのか分かっておりますが……。

 執筆中は、ほぼ原因不明という状態だったので8話くらいまで自分が重度のスランプ状態に陥っていると思っていました。


 ですが……全くそんなことはなかった。(笑)

 執筆が全く進まなかったのは、単純に作者の登場人物考察が甘すぎたことが原因でした……。

「それだけで執筆に悪影響が出るの?」と思う方がいるかもしれませんが、私の場合、作品を書く前に登場人物の設定をかなり細かく練るタイプなんです。


 そうしておくと、執筆中にお話の展開をどうするか困ってもキャラが勝手に動いてお話を進めてくれるんですよー。

 これは別にスピリチュアル的なことではなくて、とても単純な原理。


 キャラ考察をしっかりやっておくと、話の展開に困ったとき「このキャラの性格だったら、きっとこういう動きをして、こんな風にお話が展開していくのが自然な流れな気がする!」と、キャラの性格から、次の展開がどう動くかを考えられるんですよね。

 なんというか、作ったキャラの行動心理から、お話の展開を想像していく感じです。

 これが俗にいう『キャラが勝手に動いて物語を進めてくれる』という現象。


 私の場合、ほぼそんな感じで自作キャラ頼みでお話の展開を進めてもらっているので、このキャラ設定の練りが甘いと、キャラが全く動いてくれません。

 ようするにキャラ設定が適当だと、ストーリー展開を考える時にそのキャラがどんな心理状態なのかが想像できず、どう動かしていいかわからなくなるんです。

(これが俗にいう『キャラが動いてくれない』という現象)


 今回なぜそんなことが起こってしまったのか……。

 それはヒロインのクラウディアの設定を作者がかなり自分とかけ離れた設定にしてしまったからです。


 気が弱く、臆病ですぐに他人に頼ろうとしてしまうクラウディア。

 ですが、小さくてかわいい容姿と小動物的なビクビクした様子が庇護欲をそそるという設定にし、彼女を魅力的にみせようとした作者でしたが……。

 作者は座右の銘が『やられる前にやってやらぁー!』という感じの女子力が低い人間。


 庇護欲をそそる女子の気持ちや行動心理が全く分からない……。

 そもそも誰かに頼る前に「自分でやった方が早くね?」と思うタイプなので、その部分でもクラウディアに共感できませんでした……。


 なによりも一番彼女の行動心理で共感できなかったのが『推し活女子の心理』。

 実は作者、これまで生きてきた中で推し活(アイドルの追っかけ)を一度もやったことがありません。

 それどころか、他人に興味が無さ過ぎて、好きな相手に対しても「今あの人はなにしているんだろう」とか一切思わない人間です。(←おい!)


 行動心理学とかには、もの凄く興味があるのですが……。

 特定の人物の日常などに興味を持つことが、あまりないんですよねー。

 過去におつき合いしたことのある方からも「なんで興味を持ってくれないの? なにしてたか気にならない?」と言われ「こいつ、面倒くせぇーなー……」となる女子力皆無人間。(汗)


 ですが、今回のヒロインであるクラウディアは、確実にフロリスの推し活女子……。

 よく『作家は自身が経験していない事は書くことが難しい』とか言われますが、今回の私はまさにそんな状態でした。

 でもそれが原因だと、すぐに気づけなかった作者は「助けて! 重度のスランプきたぁぁぁぁぁー!」と勘違いし、勝手に苦しんでました。(泣)


 こんなのスランプじゃねぇぇぇー! ただのキャラ考察不足だわ!

 しかもそのことに気づくのに一カ月近くもかかりました……。(←気づくの遅っ!)

 そして気づいたら気づいたで、今度はその推し活女子の気持ちがわからず、クラウディアの行動心理が想像できないという壁にぶち当たる始末……。


 そんな筆者には、ちょうどBTSに大ハマりしている友人がいたので、すぐに連絡!

「助けて! 推し活女子の気持ちが分からなくて小説が書けない!」と泣きつき、友人から世の中にはどんな傾向の推し活女子がいて、どんな行動をやりがちかなどを教えてもらいました。

(というか私が一方的に「こういう行動する推し活女子いる!?」と友人を質問攻めにしていたw)


 その情報からクラウディアに落とし込みたい部分だけを拾い、再度彼女のキャラ設定を練り直して何とか筆が止まってしまう状態から脱出!

 今回このキャラ考察が甘かったことに気づくまでが長すぎて、本当にしんどかったんです……。(泣)

 同時に友人に小説を書いていることをカミングアウトしておいて、本当によかったと思いました。

 友人、本当にありがとう……。お陰で何とか作品を完結させられたよ……。

 いきなりLINEで、わけわからん質問をたくさんして本当にごめんよぉ……。


 ですが、これで執筆がスムーズに進むようになったというわけではありません。

 実は遅筆の原因は、もうひとつありました。

 ずばり! ヒーローのフロリスによる砂糖まき散らし問題……。


 作者がよく書くジャンルは異世界『恋愛』作品です。

 ですが……フロリスのような溺愛ヒーローを書くのが物凄く苦手……。(←おい!)

 異世界恋愛作家なのに甘い展開を書くのが苦手とは、これいかに……というのが作者の現状です。(苦笑)


 実は2025年の7月末に書籍化してもらった『瞬殺された断罪劇の後、殿下、あなたを希望します』でも、改稿する際に自身の判断で、かなり甘めな展開を追記しました。

 もう、その時も地獄で……。(泣)

「甘い展開がどういうものか分からない……。溺愛ってなに? なにをすれば女子はときめくの!?」と、家の中を30回以上ウロウロするという状態に……。

(↑一応、異世界恋愛作家)


 今回もフロリスのせいで何十回(もしかしたら何百回)家の中を歩き回ったか分かりません……。(遠い目)

 書く前に今回は甘やかしヒーローにすると覚悟は決めていたつもりでしたが……。

 この手のヒーロー、本当に書くのが苦手なんですよねー。(苦笑)

 作者自身が、女性を猫かわいがりするような甘やかし方をする男性がタイプじゃないので、これまた『作家は自分が経験していないことを書くのは難しい問題』にぶち当たる……。


 作品の三分の二くらいの展開までは、フロリスの溺愛で筆が止まることが多かったです。

 執筆中は何度フロリスに「頼むから、もう無駄に砂糖をまき散らさないでくれぇー!!」と叫んだかわかりません……。

「お前、それ許されるのイケメンだけだからな!」と訳のわからぬ悪態を自身が考えたキャラにぶつけながら、執筆をしておりました……。

(↑拒絶反応の末期状態……)


 こんな感じで今作はヒロインとヒーローによる素敵遅筆コラボで、作者は初めて『作品が書けない……』を経験した感じです。(泣)

 きっと作品をエタらせてしまう作家さんって、こういう感じなんだろうなー。


 そういう意味では、大変学びが多かった作品でした。

 まさか得意だと自負していたキャラ設定でミスっていたとは、思いもよらなかったので。

 うん。今後は出来るだけ弱々しいヒロインの話は書かない方向でいこう!

 どうやら作者とは、かなり相性が悪いヒロイン設定らしいので……。(苦笑)


 あと今回もう一つ学びがあったのが『登場人物多すぎ問題』。

 今回珍しく『騎士団』という組織内での人間関係を書いた作者ですが……。

 実はこの騎士団系の話、作者はずっと書きたいと思いつつも、その管理が大変なのを知っていたので、敢えて手をださないでいました。


 ある組織内の話だと、確実に登場人物が多くなるので、作者はずっと避けてたんです。

(でも人間ドラマいっぱいかけるので、いつか書きたいとは思っていた)

 だからこれまで極力、騎士団の話は避けていたんですが……。


 この作品を考えていたのが、ちょうど書籍化作業をしている最中だったので、その時の作者は「今の私だったら、きっと書けるはず! だって五年前に比べたらかなりレベルアップしてるもん! 一応、書籍化にもありつけたし!」と、謎の自信満々状態になっておりました。

 で、調子こいて書いてみたら大惨事に……。(泣)


 分かりやすい失敗例として、今作では名前は出てるけど実際には登場していない騎士たちが結構います。

 これのなにがいけないかというと……。

 読者目線で読んだ際に「え? こいつ名前出てきたけど誰だっけ? なにやってた人?」になりやすいんです。

 これに関しては、作者がスポットライトを当てる登場人物を厳選せずに、ダラダラと無駄にキャラ作りをしてしまったことが原因ですねー。(苦笑)


『名前をつけたんなら、そのキャラをある程度作中に出して、ちゃんと読者さんに印象付けるように動かす!』


 それができなかったので、今回作者にして珍しく連載中に『登場人物一覧』なるものを挟みこんでました。

 だって自分が読み手だったら絶対に「え? こいつ誰だっけ?」になる。(苦笑)


 そんな作者なので、ハイファン作品などは登場人物管理ができなくて書けない気がする。

 実は一作品だけ『異世界恋愛』→『ハイファンタジー』にジャンル変えした作品がありますが……それも執筆中は登場人物管理が上手くできなくて、発狂しながら書いてた記憶が。(苦笑)

(『我が家に子犬がやってきた!』が該当)


 でも騎士団って、色々な人間ドラマを考えられるから書くのは楽しいんですよねー。

 だけど今回は作者の技量が足りず、読者様には「こいつ誰!?」と感じさせてしまう事が多かった気がします……。(申し訳ない)


 こんな感じで作者の迷走が酷かった今作だったので、連載中は28話まで★評価ボタンを閉じておりました……。

 書き手なのにヒロインに感情移入ができない、登場人物多すぎて管理できない、作者が中編でのドタバタコメディを書き慣れていないのでそのテンションを最後まで維持できない、「フロリス、お前いい加減にしろ!」問題……等など。

 この作品では、自分の苦手な部分がかなり拾えた作品だったと思います。


 それでもなんとか完成させられたー!

 これも連載中にブクマやいいねボタン、感想や誤字報告をしてくださった読者様の存在があったからこそ、書き切れたんだと思います……。

 それがなかったら、筆と共に絶対に心も折れてた……。

 それぐらい書くのに大苦戦した作品だったので。(泣)


 その中でも『自分が考えた主人公でも共感できないと執筆に大苦戦する』ということを知れたのは、かなり大きな学びでしたけどね……。

 それだけ今まで、自分が想像できる範囲でしかキャラ考察をしてこなかったんだなーと痛感。

 なので次回作は、思いっきり自分の書きやすい性格の主人公でお話を書こうと思います!

(↑学びはあっても挑戦しないで逃げる作者)


 尚、こちらの作品、後半に少しだけミステリーっぽい展開があります。

 ・秩序が乱れているのに放置されている第三騎士団

 ・その前騎士団長が理不尽な状況で退団に追い込まれている

 ・謎の仄かな甘味の燻ぶった香り


 これらが最後にどう関わり、その真相がクラウディアのポンコツぶりで偶然明るみになる展開で、今回お話を考えてみたのですが……。

 その元凶となった『違法ハーブ』に関して、作者は全く知識がなかったので、かなりググりました。


 まず幻覚作用があるハーブというのは本当に存在しているのか。

 摂取する際に必要な器具や方法はどんなものがあるのか。

(精油? 乾燥させてお香のように焚いて煙? 乾燥させて葉巻で吸う?)

 燃やした場合、煙はどのくらい部屋に充満し、香りはどの程度の強さで、どんな香りなのか。

(作者はタバコを吸ったことがない&NG人間なので『吸う』の感覚がよくわからない)


 この辺の情報を作中で執筆するのに必要だと感じた作者は、鬼検索!

 ただ内容が内容だけに詳しく書かれているページがあまりない。

 辿り着いても怪しい掲示板の語らい場がヒットする……。


 まぁ、吸ったらどうなるかとか、水パイプ(ボング)というのを使うとか知らなかったので、役に立ったと言えば役に立ったんですが……。

 そのせいで、作者のGoogle検索履歴が、かなり怪しいワードだらけになりました。(苦笑)

 もし麻薬捜査官の調べが入ったら明らかに作者は「はい! この人、黒~!」といわれる恐ろしい検索ワード履歴!(笑)


 作者はお香や香木は過去職で販売員をしていたので、そこそこ知識があります。

 でもその状態で想像だけで薬物使用場面を書いたら、確実に間違った描写になりそうだったので、ちゃんと調べてから書こうと思ったのです。

 そうしたらGoogle検索履歴が、かなりヤバいことに。(苦笑)


 今はネットでそういう情報を簡単に調べられますが……。

 昔の作家さんは、そういう展開のある場面を書こうとした時は、実際に行っている人とかに取材とかして情報を得ていたんだろうなー。

 そう考えると、今って簡単に体験談とかネットで拾えるから、いい時代ですよねー。


 ちなみに29話から出てきた第二騎士団の新人団員である『パトリス』と『ディアン』は、作者の別短編作品『前世で死ぬ直前に深く愛し合った恋人が今、目の前にいる』のヒーローとヒロイン兄になります。


 一応、本作でも11話のクラウディアとフロリスが一日デートをする話の中で、フロリスに『オレンジタルトが絶品だとお店を紹介してくれた後輩』というのが、パトリスになりますね。

 短編の『前世で死ぬ直前~』での彼は、自分の婚約者のリゼルがオレンジタルトが好物だったので、美味しいお店を調べまくっていた……という裏設定があります。


 恐らく気づかれる方は、ほぼいないとは思いますが……。

 まぁ、作者が自分用で楽しむために仕込んだ遊び心的なエピソードになります。(笑)

 もしよろしければ、そちらの短編もお楽しみいただけると嬉しいです。


 ちなみに本作には、この『前世で死ぬ直前~』に出てくる亡国ラインベイル関係の生まれ変わりが、もう二人おります。

 いつか彼らの話も短編で書こうと思っているので、その際はまた『見過ぎ令嬢』を読み返していただけると嬉しいです。


 そんな自分がやってみたかった設定などを無作為に突っ込んだあげく、大迷走して執筆した作品になりますが、お読みいただき本当にありがとうございました!


 一応、この作品に関しては、本編をフロリス視点で書いたお話や、二人が辺境領に行ったあと挙式するまでのお話とかで、新しい章が書けそうかなとは思うのですが……。

 その前の段階で作者が何度も力尽きているので、一度寝かせようと思ってます。(苦笑)

(今まで書いた作品の中で一番大迷走して執筆が大変だった作品なので……)


 もし「続きや番外編を書くなら、こんな話を書いてほしい!」というのがありましたら、感想欄で教えていただけると嬉しいです。

 また続きを書く機会があったら、是非検討させていただきます。


 それでは長々と語って(愚痴って?)しまったので、そろそろこの辺で。

 このようなあとがきにまで足を運んでくださり、本当にありがとうございました!

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