6話 国家の重要機密場所、潜入
命あってのこの商売だからねぇ
--藤木コウタ--
扉の先は暗く、とてつもなく広い空間で、そこにいるだけで威圧されているような、おかしな空間だった。
「何だこりゃ・・・・」
辰也は疑問を口にする。
「やはり、人気が少ないですね。極力ここに来ることを控えているのでしょう。」
茜も口にする。
そこに雄也の質問。
「??それには何か意味が?」
手早く茜は返答する
「通常書は、単体であるときに、出来るだけ人を避けた場所に、転移します。どういう理屈かは分かりませんが・・・・・ここはそういったのを避けているのでしょう。」
「ふぅん。」
3人は奥へ進む。
不意に辰也が口を開く。
「この得体のしれない箱の中に1冊ずつ入っているのか?」
茜も質問に答えるべく口を開く。
「ええ、そうでしょうね。」
「ふぅん・・・まあ別に盗ろうとも思わねえが」
辰也が箱を調べようとしゃがんだ。だが、
「「「!」」」
気配がある。思った時にはすぐに辰也の首にナイフがあった。でもそれが辰也の頸動脈を引き裂くことはなかった。
辰也突然のことに声を荒げる
「て、てめぇは!?」
「お、お二方!?」
なぜならそれは見知った者だったからだ。
その答えは雄也が答えてくれた
「ノーベルの兄さんじゃん」
「ほう・・・この方が」
ノーベルはナイフをしまう。そして申し訳なさそうな顔でうつむいた。
「お前、なんでここに居やがる?」
辰也は聞く。
「俺は、もう改心したんです・・・。これからはあなたがたのように人助けに専念すると。今まで殺めてきてしまった人のためにも・・・償いたいと。」
あきれ顔で辰也はさらに質問する。
「だったらなぜこんな場所にいるんだ?」
「情報を聞いたからです。ここに、僕が殺してしまった人の親友が来たと。せめて謝罪をしたかった・・・でも、その影はどこにも。その途中であなた方が。気配が他のやつらと全然変わっていたので番人かと思いましたよ。」
「それでナイフね・・・」
「そういやお前、名前は?本名は?」
「橘怜です。」
「オーケーだ、用事はわかったが、こんな危険な場所、早く脱出したほうがいいぞ?」
だがそこでノーベルは、思い出したような明るい顔をした。
「そうです!いろいろ片付いた後行こうと思っ-------」
ガチャン、
突如扉が開いた。
「やべえ!見張りか!?」
驚く辰也。
4人は身をかがめて自分を隠す。
だが、そこからは異様なまでの殺気があふれている。
茜はその正体を告げる。
「どうやら、そんな優しい輩ではなさそうですね。やつは・・・・No.3」
コツ、コツだんだんこちらに近づいてくる。
辰也「ようやくお出ましってことか?」
雄也「どうやら隠れても無駄なようだね。」
潔く4人は姿を敵に晒す。
相手は先ほどすれ違った、No.3。
屈強な体に、鍛え抜かれた拳。スキンヘッドでサングラスをかけている。
3「ほう、汝らは先ほどの・・・」
辰也は奥歯をかみしめる。
「これから3d格ゲーやろうってか?・・・・」
雄也「どうやら戦闘は避けられないみたいだね・・・」
表情を明るく変える茜
「やはり戦闘は避けられませんか、では、」
茜は持っていた煙玉を床に投げつける。
辺りは煙に包まれ何も見えない。
辰也「ぐはっ!!何をしやがる茜!!」
茜「ごめんなさいね!私戦闘は専門外なんで!!」
疾風のごとく逃げる茜。
辰也「アンタって人はぁぁぁぁァァァァァ!!!!」
脳内で茜にパルマ。
煙は晴れた。だが茜はどこにもいなくなっている。
辰也は呆れて頭を押さえる
「っち、爆弾魔、お前もついていってやれ。あいつだけじゃあ不安だろ」
「ちょっ!爆弾魔って言わないでください!それに僕はあなたがたのお手伝いを!!」
雄也「これもけっこうなお手伝い。お願いできる?」
「・・・分かりました」
そこらへんのものを爆発させ、目くらまし。
先ほどと同じく煙が晴れたときにはもういなかった。
辰也はニヤと笑いながら言う
「自棄にあっさりと逃がしてくれたなぁ。本命は俺達ってか?」
「興味がない」
辰也「へえ、じゃあready fightといきますかぁ」
パルマ・・・分かる人はわかると思いますw




