都攻めの真相
「やぁ、またギールだよ、君の大好きなギール様だよ、えっ?この小説、主人公が全然出てこないじゃないかって?はっはっは、まぁ、そんな細かい事は気にするな、ハゲるぞ、はっはっは、じゃ、グッバイ!」
「ガチャ」
ギールの剣から音がした…
「シャキィン、シャキィン、シャキィン」
斬り合いの後、ギールとキューイはお互いの隙を伺いながら間合いを取っていた。
「なるほど… 強えよお前… アントレイヤがお前達の手に落ちたのもなんとなく分かったよ… 並みの奴ならお前の剣を受ける事さえ出来ないだろうな… 」
ギールは冷や汗をかきながらそう言った。
「ふはははは、敵を褒める余裕がある奴が何を言う」
キューイはそう言いギールに斬りかかった。
「シャキィン、シャキィン、シャキィン」
2人の剣撃はさらに激しく増した…
「シャキィン、シャキィン、シャキィン」
火花を散らす剣撃の後2人は間合いを取った…
その時、ギールはキーナの近くにいたある人物に気づいた…
⁈
「お前はあの時の… 」
ギールはその人物にそう言った…
「へっへっへっ、そのせつはどうも」
ジルがそう答えた。
「お前が何故ここに?」
ギールはジルにそう聞いた。
するとキューイが会話を遮る様に…
「シャキィン、シャキィン、シャキィン」
いきなりギールに斬りかかった。
「真剣勝負の時に他の奴と話し合いとは舐めてくれるなぁ、あんた」
キューイはそう言い剣を横に振った。
「はっはっは、悪かったな、俺達はそこにいる奴に1度騙された事があってな、じゃあ、決着をつけてから聞くことにするか… それに、そこにいるキーナに10分の1計画の事で聞きたい事もあるしな」
ギールはそう言いキューイに斬りかかった…
「シャキィン、シャキィン、シャキィン」
剣撃の後2人は再び間合いを取った。
「ちょっと待て… 10分の1計画についてキーナに聞きたい事だと?」
キューイはそう言いギールに斬り合いを一時中断するよう言い…
ギールはそれを承諾し剣を腰に戻した…
そしてキューイはキーナを見て…
「キーナ、10分の1計画の事で何か知ってる事があるのか?」
キーナにそう聞いた。
キーナは顔を横に振り…
「何も… 」
そう言った…
それを聞いたギールが…
「はっはっは、キーナ隠しても無駄だ、俺は全部知ってるんだぞ、お前達が裏でやってた事、全てをな」
そう言った…
キーナはギールを睨み…
「そうか… なら、お前には今すぐ死んでもらうまでだ」
そう言いギールに斬りかかろうとした…
その時、キューイがキーナの前に剣を突き出しキーナの行く手を塞いだ…
「ちょっと待てキーナ… 一騎打ちを邪魔しようなんてお前らしくないな… それにお前のその慌てぶり… 何か隠してるな… 」
キューイがキーナにそう言った…
「何も隠してなんていませんよ、団長」
キーナがキューイを見てそう言った。
キューイはキーナの顔を見て…
「キーナ… 嘘が下手だな… 」
そう言い近くにいたセナを見た…
「セナ、思ったよりも早く真相が分かりそうだ、まさか10分の1計画を知ってる奴がこんなに近くにいたとはな」
キューイはそう言い、セナからキーナに視線を戻した。
「キーナ… さぁ言え… 10分の1計画とは一体何の事なんだ?」
キューイはキーナにそう迫った。
「団長… 」
キーナは困った様にそう言った。
「キーナ、お前が言えないなら俺が全部こいつらに教えてやろうか?その後、お前に北軍の都攻めについて聞きたい事がある」
ギールがキーナを見てそう言った。
「止めろ!これ以上何も言うな!」
キーナがギールに剣先を向けそう言った。
それを制したキューイはキーナを見て…
「キーナ、何をそんなに隠す必要がある?俺達は小さい頃からの仲間じゃないか、そんな俺達に隠し事をするのか?」
キューイがキーナにそう問い詰めた。
「団長… すいません… これだけは… 」
キーナが困った様にそう言った…
「はっはっは、計画に関わった奴は死んでも言えんだろうな!だが、中央地区の都攻めの事だけなら言えるだろ?俺は北軍の都攻めだけが納得が行かない… さぁ、教えろ、何故北軍は都攻めを決行した?」
ギールがそうキーナに問い詰めた。
「それをお前に言えばこれ以上何も言わないか?」
キーナは諦めた様にギールにそう言ったのだった…




