MIDDLEPHASE06 再会
GM:では、1枚目のJOKERイベントです。森の奥から、君たちの方に向かって人影が近づいてきます。よくよく見れば、その人影の頭部からはユニコーンのような一本角が生えていることに気付くでしょう。
ルーン:ライアさんだ。
スイレン:ようやく会えましたね。
フィル:「お久~」
GM:ある程度近づくと、不思議そうな表情を浮かべている彼女の顔も見ることができるだろう。長い槍を携えた一本角の女性は、まさしく君たちが探していたライア本人の姿です。「おや、君たちか。……ここで何をしているのだ?」
スイレン:「実はかくかくしかじかで、私たちが保護している御子たちが全員『ヘルヘイム』という場所に連れ去られる事件がありまして」
ルーン:「取り戻しに行きたいんだけど、ヘルヘイムに行く方法がないから、『蹄の御子』の能力に頼らせてもらいたいんだよね」
GM:「……なるほど、要件は理解した。君たちの力になりたいところだが……」
ワット:「……だが?」
GM:「……すまない、すぐに協力するということは難しい」
フィル:「と言うと?」
GM:「今、この島は深い霧に包まれているだろう? どういうわけか、この霧が出てからというもの、島にアンデッドが湧くようになってしまったのだ。私は島の守り神として、この異常の原因を突き止めねばならん」
スイレン:「たしかに、何体かアンデッドに会いましたね」
フィル:「ボクたちも何体か倒したよ」
GM:「……こんなことは今までになかった。一体何が原因なのか見当もつかない。早急に調査する必要がある」
ワット:「じゃあ、俺たちもその調査を手伝うよ」
スイレン:「そうですね。こちらから協力を依頼している以上、我々もライアさんに協力できることはするべきです」
GM:「そうか。協力、感謝する。この問題が解決したら、君たちに協力すると誓おう」 ライアは胸に手を当てて一礼する。 以後、探索にライアが同行します。
スイレン:ライア が なかまになった!
ワット:なるほど、じゃあこのまま2枚目のJOKERを探せばいいんだな?
GM:そうなりますね。ライアは一応データを用意しているので、戦闘に参加したり判定に挑戦することもできますよ。
フィル:OK、理解した。
ルーン:じゃあ探索継続ということで、次のカード行くよ。(カードを表返す)…………あ。
GM:あ。
一同:あ。
ルーン:………………JOKERです(震え声)
フィル:そんなことある?????????
スイレン:ライアさんとの探索、一瞬で終了しましたね。
GM:えー、まぁこれは仕方ない。連続したのでシーンの切り替えはなしで、2枚目のJOKERイベントに入って行こう。えーと1D4で(ダイスを振る)……フィルくん、危険感知を振ってくれ。
フィル:なんでボク!?
GM:ランダムです。難易度は28。
フィル:そんなぁ。仕方ないので《アンプロンプチュ》を使用。(ダイスを振る)……達成値41。鼻歌を歌うと危険に気付ける。
GM:そうですね、ではフィル君は背後から危険を感じるだろう。具体的には君の後ろを歩いていたライアが槍を振りかざし、君に襲い掛かろうとしている。
フィル:な、なんだってーー!? ダガーを抜いて受け流します。
GM:OK。では君はライアの槍の一撃を、ディアモンの膝を貫いた伝説のダガーで弾くことに成功するだろう。
スイレン:ディアモン中将の膝を貫き、蹄の御子の攻撃を防いだダガー。
ルーン:ダガーにまた伝説が増えた。
GM:ギャリン!! と、森にはいささか不釣り合いな金属音が響く。
フィル:「あぶないなぁ。一体何するのさ」
GM:「……まさか、気付かれているとはな」
ワット:いや、正直全く気付いてなかったけど、とにかくそいつにレールガンを向けます。「お前、ライアじゃないな?」
スイレン:同じく杖を構えます。
ルーン:紅月を抜くよ!
GM:「ああそうさ。私は蹄の御子ではない。私の正体は……私だよ」 唇の端を吊り上げたライアの顔が徐々に闇に溶けていく。やがて闇の奥から現れたのは、ひとのそれとはかけ離れた、禍々しい上位魔族の姿。
スイレン:この展開になった時点である程度察してはいましたが……
フィル:やっぱりお前か。 "百面相"のフォーゼン!!
GM:「ご名答、二度も私の変装を見破るとは、さすがは私を殺した者達といった所か!!」 暗く黒い闇の瘴気を周囲に撒き散らしながら、かつてのナゲット団幹部、あるいは"狩人"の中心人物、"百面相"のフォーゼンがその姿を現した。「久しぶりだね、取り戻し隊の諸君!!」
ルーン:「誰やおまえ」
GM:ええええええ!!!!????(一同爆笑)
※百面相のフォーゼンとは!!
第7話で初登場したナゲット団の幹部。フィルの両親を殺害した張本人。イルゼの育ての親でもある。
魔術による変装能力を持ち、イルゼの実父である「シューリン・スパイニー」に変装して、イルゼと共にヴァンスター城に潜入していた。結果、イルゼによるディアモン中将の殺害という大戦果を引き出しており、ルーンにとっては伯父の仇に当たる。
ちなみにルーンは第9話でフォーゼンと対峙した際にも面と向かって「誰やおまえ」と言い放っている。
GM:「いや、ディアモンの姪。その反応は、逆に覚えてるだろ」(一同爆笑)
フィル:ルーンちゃんは仇とか気にしなさそうだからな……。ボクはめっちゃ気にするけど。
スイレン:フィルくんはそれでいいんです。どちらかというとおかしいのはルーンちゃんの方なので。
ワット:……ちなみに、あんまりネタに走ってる場合でもなさそうだぞ。
ルーン:え?
GM:そうですね。9話も前の話なので忘れてるかとは思いますが、フォーゼンの変装魔術には条件があるんですよ。
ルーン:あー、そういえば、あったような。
スイレン:なんでしたっけ?
GM:『自らの手で殺した者にしか変装できない』
ルーン:あ。
スイレン:あ。
フィル:あー、え? ということは?
ワット:ライアは既に、コイツに殺されてるってことだろうな。
フィル:な、なんだってーー!?
スイレン:それはマズイ。非常にマズイです。
GM:「……ようやく気付いたか、既に手遅れだということに」 フォーゼンはクロスボウを抜く。「残念ながら、君たちに打てる手はもう残されていない。ここで大人しく、私の変装の新しいストックになるといいさ」
ワット:やってくれたな……。
スイレン:そうでした。こいつに関してはエネミーの中でも特に「殺しておいた方が良い」タイプの敵で間違いありません。
フィル:とにかく、まずはこいつを倒して、早く次の手を考えないと。
GM:というわけで、クライマックスフェイズに入って行きます!!




