早く起きた……
体がビクンッと鞭を打った。俗に言う「寝ビク」というものだ。かなり不快そうに起きる。「うーわ最悪、まだ寝てたいわぁ……」更に時計を見て不快になる。「ええ、朝の七時かよ……」日曜日の午前七時。普段はまだこの時間には起きていないのだ。しかも自分は一度起きたら寝れないタイプなので、仕方なく目を開いてる……。
「仕方ないなぁもう」
チェアに座ってテレビのリモコンで電源を付ける。この時間帯では戦隊物だったりライダーだったと、自分にとって興味の無い番組がやっていた。逆に自分としてはライダーとか戦隊の名前とかストーリーとかよく覚えてられるな。と関心を持っているが、やっぱり見る気は無い。機動戦士も嫌いな部類の一つに入ってしまう。ボーっと見てる時にスマホの着信音が響く。
「おっと、珍しいな」
ベッドの上にあるスマホを手に取り、名前を確認して着信のボタンを押す。
「もしもし」
「羽海ちゃん、何してるんだいー?」
「まぁ、今起きた所、暇」
「羽海ちゃんいつも暇でしょ……」
前にもこういう会話あったな……。
「所でさ、今からツーリングに行かない?」
「いきなりだな……まぁ、そんなにバイク動かしてないから偶には」
「よしキマリ! そっちまで行くから待っててね~」
「はいよ」
電話が切れる。渋々自分は準備をする。
※ ※ ※ ※ ※ ※
――一時間後
自分が住んでいるのは千葉県の習志野市、そして今から来る奴は船橋市から来る、自分は早急にツーリングネットとバッグをクローゼットから捻りだして色々準備をしたが、そんなに時間が掛からなかった。「あいつがいつもこんなに遅いのはなんでだ……」自分が思うのはいつもこれだった。
フォーーン! フォーン!
お、この軽くて早そうな音は奴が来たか。何を準備してたんだかさっぱり分からんが遅い。階段を降り、玄関の扉を開けた。




