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51話 手に入れた食材で

解体完了から数時間、俺達は次の街に向かって再び歩き始めていた。

少し休憩しては歩き、また休憩入れては歩きを続けていたら辺りは暗くなり始める。


「今日はこの辺までだな。今日はこの辺りでテントを張ろう。ケイ達はテントを建ててくれ」

「了解だ」


リュウさんが夜営の準備の指示をテキパキと出す。

その指示に的確に対応し、テントの骨組みを作り始める。


「ジンは食事の準備を頼みたいが、ダッシュボアにやられた際の傷は大丈夫か?」

「大丈夫です。かすっただけですし、休憩多めにとってもらったので」

「そうか、もし体調が優れなくなったら言ってくれ」


「有り難うございます」と返すとリュウさんは「全員の武器のメンテをしてくる」とその場を離れる。

全員分の武器と考えると結構な時間がかかりそうだ。

特にケイのメカニックブーツ、WBグローブあたりは時間がかかりそう。


その間に俺は料理を作っていかないと。

今日はダッシュボアの肉が手に入ったから豚肉料理にしよう。

って言っても野草、調味料も少なめだからシンプルなものになりそう。

塩と胡椒はあるし今日はポークステーキにしようか。

味噌があれば漬け込んだりしてバリエーション増やせそうなんだけど、次の街で探してみよう。


「ジンさーん!何か手伝うことあるッスか!?」


テント設営をやってたシルが俺の様子を見に来てくれた。

そう言えば昨日までグロッキーだったけどポークステーキで大丈夫なんだろうか。

流石にお腹に負担が掛かっちゃうだろうし。


「テント設営は大丈夫?」

「大丈夫ッス!ケイさん達より速く建てちゃったッス……っておおおおお豚肉ッスか!!豚肉ッスか!?」

「そうなんだけど、シルは食べられそう?」

「え?当たり前ッスよ!もし昨日の事を気にしてるなら平気ッス!昨日寝たんでヘッチャラッス!」


自ら腹をトントンと叩いて見せる。

凄い回復力だなぁ……。

体が丈夫……レベルで済むか分からないけど。


「じゃあ、石を集めて簡易的な釜戸か薪を集めてくれると助かるかな」

「了解ッス!先に釜戸作っとくッス!」


シルは石を集めに飛び出ていく。


「ジン!何か手伝うことあるか!?うおおお!さっきのダッシュボアの肉か!?」


次はケイが様子を見に来てくれる。


「そう。今日はこれ使ってシンプルにステーキにしようかと」

「そいつぁいいな!俺は何やればいい?」

「そしたら……薪を集めて貰おうかな。釜戸はシルがやってくれてるし」

「あいつ、テント建て終わって何処に行ったと思ったら……ならさっさと薪を集めて俺も釜戸作り手伝うか!」


今度はケイが飛び出ていく。

よし、次はだいたい読めてきたぞ!


「ジン殿!我らに手伝えることがあるか?」

「手伝い」


ですよね!ですよね!!


「そしたら二人はケイとシルの手伝いお願いします。シルは簡単な釜戸造り、ケイは薪集めしてくれてるんでお願いできますか?」

「承った」

「了解」


ライジングサンズのメンバーが手伝ってくれるおかげで俺の方は食材の下準備に割くことが出来て助かる。

その分、俺も頑張らないと。

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