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47話 勝利とダメ出し

「ジン!大丈夫か!?」


ケイがワイヤーを巧みに操り、俺のもとまで駆けつけてくれる。


「大丈夫!かすっただけだった!」

「ならいいが、危なかったな!」


再びダッシュボアが俺とケイもろとも吹っ飛ばしにくるが如く、向かってくる。


「ったくよ!こういう俺より低い癖に力あるやつは、やりにくいぜ!」


ー強化、身体能力上昇ー


ケイの身体から魔力を感じる。

身体能力の強化を使ったんだろう。

特に足から強い魔力が漂っている。


ケイの足元まで駆け寄ったダッシュボアは先程の俺と同じように牙で攻撃をしかけようとしている。


「俺には利かねえよ!!」


ケイはダッシュボアの牙を避けつつ、口、首付近を思いっきり蹴りあげた。


ダッシュボアは少しの間、空中に舞い、背中から落ちていく。


普通ならそんなことしようとしたら、ダッシュボアに吹っ飛ばされるけど、流石強化魔法

……いや強化魔法の質が高いからこそ出来た芸当だろう。


「シル!今だ!」

「了解ッス!リュウさん!」


ダッシュボアが再び立ち上がろうとした所にシルが弓を3本、連続で放つ。

3本の矢がダッシュボアの身体に刺さり、しっかり身体に食い込んでいた。


「ギイィィィィィィィィイイイイイイイィィィ!!ギイィィィィィィィィイイイイイイイ!!」


ダッシュボアの悲鳴がコダマする。

それでも戦意は消失してなく、再び立ち上がる。


「まだやるかコイツ!!」

「ケイ。矢が当たった時点で決着がついた。」


「どういうことですか?」と俺が聞くと、シルが「すぐにわかるッス」と返す。

そういっている間にもダッシュボアが三度(みたび)突っ込もうとする。


「来る!」

「大丈夫だジン。すぐに回るから」


回る?

回るってどういう意味だろう?

と思っていると、ダッシュボアの突進速度が端からみても分かるほど遅くなっていく。

そのまま、力なく、ダッシュボアは横になった。


「倒れた?」

「矢に付着した毒が回ったんだろう。」

「毒?もしかして、一緒に抽出したやつのですか?」

「そうだ。前に言ってた別の武器のためのテストだったんだが、これ程、弓で利用出来るならシル用にも運用出来るな」

「ありがたいッス!それに、毎回使えれば狩りも楽ッスね!ボア系列は相手にするのがキツイッスから!」


あの毒を何に使うんだろうと思ってたけど、やっぱり一部は武器に使うのか。

クリアアトランティスのメンバーに飛び道具を使う人はいなかったから、道具と組み合わせる使い方は想定してなかった。

道具として使えるんじゃないかって思えたのも最近のことだし……


「じゃあ、この戦果の半分くらいはジンの手柄だな!やったじゃねぇか!」


ケイが肩を組んできてそう話してくる。


「ん?なんで?」

「何でもなにもジンが抽出してる毒があったから楽に終わったんだろ?俺としてもそう何回も蹴る上げるのは疲れるしな!早速いいサポートじゃねえか!」


バンバンとそのまま背中を叩く!

痛い!嬉しいけど痛い!


「あ、でも上げて落とすようなこと言うけどお前、剣のセンスないかもな!」

「ぐはぁ!!!」


ケイ、いつぶりかの言葉のナイフを突き刺してきた!

想定外のタイミングで飛んできたぞ!

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