45話 ノリはいいライジングサンズ
テント内にて……
「マジっすか!?」
「ほう、ジンに彼女がいたのか」
「離ればなれだからこそ、燃えるもの……」
「神と女神!!」
「……彼女じゃないんです。マーヤに失礼だから一応いいますが」
さっきのメッセージの内容を公開され、ライジングサンズのメンバーに共有された。
恥ずかしい……なんか恥ずかしい!!
「さて、どっちにしろ。冒険者ギルドセンターには凶鳥討伐報告があるし、どのみち急ぎたいわけだ」
「それは急いだ方がいいだろうけど、シルの体調とか含めて安全を優先にした方がいいのでは……?」
俺の意見にリュウさん以外が「「「「NO!!!!!」」」」と反応する。
本当に(無駄に)連携とれてますねライジングサンズ!!
てか、シル。わりと元気そうじゃないか……
「こんなリアルラブコメ!リアルタイムで行き先みなきゃバチが当たるッス!!」
そんなバチを与える存在がいるわけないじゃないか。
「無事に彼女とハッピーエンドを迎えて貰わねば、我々も寝付きが悪いからな!」
そもそも彼女じゃないですってば……
「神と女神!!」
それさっきも聞いたって!!
前から思ってたけど神なんて恐れ多い!!
「待てお前達、少しはしゃぎ過ぎだ。今の状況を冷静に見てから発言しろ」
リュウさんが今のパーティを宥めてくれる。
流石ライジングサンズのリーダー。
「シルの容態から、万が一を考え、遠回りでも比較的魔物が少ない道で次の街へアタックを掛けようと思ったが、作戦変更しよう。シルの調子が上がった今なら、ジンの戦闘面を見る過程もあるから、獣も出るが最短で着くルートにしよう。それなら約束に余裕に間に合う。」
違う!わりとこの人もノリノリだった!
さっきまでシリアスだったから忘れていたけど、この人もわりと愉快な人だったね!
コブラツイスト決めてる弟をみて笑ってる人だったもの!
「言ったろジン。悪いようにはしねぇって」
「そうだねケイ……ここまでノリがいいパーティだとは思ってなかったよ……」
「ジン……最後にお節介だとは思うが、しっかり女性のメッセージには返すことだ。この様子なら、ジン側から送ってあげるのもいい」
最後はリュウさんのアドバイスまで頂きました。
ああ、もう!本当に愉快なパーティだ!
でも、前では感じられなかった温かさも感じる。
環境が変わるだけでこんなに違うんだなと思いながら夜を更けていくことになった。




