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なぜAIを嫌うひとが多いのか、考えてみた  作者: しいな ここみ


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1/7

1、騙されてる感

 ゲームの間に挟まれる広告を見ていて、思っていたことがあった。


『この絶妙にぶさいくなひとたちは、誰なんだろう?』


 調べてみると、どうやら売れない芸能人さんだとのこと。

 新たな疑問がそこで頭に浮かんだ。


『どうせならAIを使って、よくあるAI生成ならではの綺麗なひとを使ったらどうなんだろう?』




 ある時、頭の上に稲妻が落ちたような気付きがあった。


 あるゲームの合間に、『こんなのいらんわ』みたいなアプリについての広告が流れた。


 電話番号で検索すると、そのスマートフォンの居場所がわかるというアプリ──


 兄弟などが今、どこにいて、どこへ向かっているかが一発でわかるらしい。


 プライバシーの侵害じゃないのか、それ……


 そんなアプリのことを、『これ便利でしょ?』みたいに絶妙にぶさいくなお母さんが、車の中から宣伝していた。


 どうしてこんな絶妙にぶさいくなお母さんを使うんだろう──


 いつものようにそう思っていると──


 お母さんが漢字を読み間違えた。


『行方』を『ようか』と読んだ。


 これって……


 よくあるAIさんの読み間違い方じゃないか!?


 この、絶妙にぶさいくなお母さんは、AIだったのか!?


 じゃあ、今まで出てきた絶妙にぶさいくなひとたちも、AIだったんじゃないのか!?


 売れない芸能人だという情報は、AIさんお得意の嘘情報だったのでは?


 AIだとバレないように、いかにもAIが生成したような美形ではなく、そのへんにいそうな、絶妙にぶさいくなデザインにしていたのでは!?





 なんか絶妙にぶさいくなひとたちに対して失礼すぎる言い方をしてしまったかもしれない。


 私自身は絶妙どころかとてもみっともないぐらいぶさいくだというのに。



 AIを嫌うひとは多いように思っているが、その理由のひとつをそこに見たような気がした。


『本物だと思ってたらニセモノだった』──


 騙された感──とでも言おうか。


 何を信じたらいいかわからなくなるような不安感のようなもの?


 好きな歌手が歌ってると信じてたら口パクで、しかも録音されたものに唇をシンクロさせてたのがバレた時みたいな、騙された感。


 私としては、そういうのはべつに嫌いではない。


 録音された音楽なんかも、機械によって修整されたり、お化粧されたりしているものだ。


『素材本来の音』にこだわり、作られたような音に批判的で、コンサートホール等の音をそのまま閉じ込めた音しかよしとしない評論家のひととか、よくいる。『聴き手を騙すな』『嘘の音を作るな』『機械で作った音はレンジが狭いからダメだ』『ダイナミックレンジの広い、自然な音にこそ価値がある』とか、まぁ、わからないでもないのだが──


 実際に歌ったら音痴なら、お化粧してごまかしたほうが、聴き心地いいんじゃね?



 またそろそろ自分が何を言いたいのかわからなくなりかけてきたのでまとめるが……


 結局、AIが嫌いなひとは、そんな『騙されてる感』が嫌なのかなと考えてみた。


『AIを使ったフェイクニュースです』などと前置きされてるならいいのではないか、と。


『これは本当のことです』みたいに、AIを使っている前置きなしに、フェイク動画などを流すから、『こんなことされたら何がほんとうのことなんだかわからなくなるだろ!』と拒否反応を示すのではないか、と考えてみた。


 知らんけど。





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― 新着の感想 ―
>絶妙にぶさいくなお母さんは、AI どんなレベルだったのかが気になってしまいました(^_^;) それだけの感想です。 とはいえ、豚顔とかブサイク好きな私としては そういう顔もAIで自然に作れるので…
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