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転生したので貿易していこうと思う  作者: もちぞう
第三章
71/97

出会い

本当に不定期です、どうか、ご気分を害されませんようお願いいたします。作者も頑張りますが駄文失礼します。どうか、これからもご愛読下さることを願っております。これにて挨拶とさせていただきます。

二日経ち、とうとう帰ってきた。みんな身支度を整え朝早くに寺を出た。そして今ホーク工房の前にいる。ガルドさんと別れてホーク工房に入った。すると中に日本人がいた。誰だろうと思い、声をかける。



「新しいお客さんですか?」

「っ!!はい!!!!拓郎さんですよね?!!!!」翔太

「え、ええ、そうですが、どうかしましたか?」

「やった!!!拓郎さんだ!!!!やっほーい!!!!」翔太

「まあまあ落ち着けショータ」ザリ

「そうだぞ、落ち着け」ムンク

「タクローさんは逃げないぞ」ハル

「よっしゃーー!!!!」翔太

「あの、どういうことか説明をお願いしてもいいですか?」

「あ、はい!!!俺も転生者なんです!!!!神様に教えられて拓郎さんを頼れって言われたんです!!!!」翔太

「あーーー。そういう事ね!わかったわかった、何となくつかめてきた、俺も神様に送られた一人で、そのあと翔太君も送られてきたんだね?神様は俺のこと見てるのかぁ、なんか恥ずかしいな。で、あってる?」

「そうです!!!!理解速いですね!!!」翔太

「あーー、ちょっと落ち着こう、そんなに大声でなくとも聞こえるから。まだ寝てる人もいますからね。(小声)」

「はい、すみません。僕、興奮してしまいまして、申し訳ありません。」翔太

「いいですよ、みんなは営業準備お願いね、俺は翔太君の対応してるから。」

「「「「「「はーい」」」」」」みんな

「詩織は一緒に話聞いてもらっていいかい?」

「いいですよ」詩織

「じゃあ、翔太君続きをいいかな?」

「はい、僕はこちらの世界に来てひと月は経ちましたが、いまだに食事には慣れません。」翔太

「食べ物が口に合わないんだね、それは大変だ。」

「この店に来てびっくりしましたよ!日本食が食べれるなんて、思っても見ませんでした!(小声)」翔太

「あ、ああ、そのことね。俺の能力に関係してるんだ。貿易って言ってあっちの世界の物をこっちに持ってこれるんだ。お金や魔力と引き換えにだけどね。」

「へぇーー、チートだぁ、スゲー。それで日本食も食べ放題ってことですね!!!」翔太

「あーー、それより翔太君言わなきゃならないことがあるんだけど・・・・・。もし向こうの世界に帰れるとしたらどうする?」

「へ?向こうの世界ですか?そういえば帰郷中だからって会えませんでしたけど、もしかして帰れるんですか!!!!!!?」翔太

「その、まさかってやつなんだ。家はどこだい?」

「いやいやいや!待ってください異世界ですよ!!戻れるなんておかしくないですか!!!?」翔太

「それが戻れるんだよ、まさかだけどね。もしかしてだけど、君向こうに未練がない?」

「は、はい、あまりありませんけど。」

「翔太君は何歳?」

「高校生です」

「そうか、親御さんが心配しているだろうね、」

「ええ、まあ、そうですが・・・。」

「こっちの世界は楽しかったかい?」

「ええ、刺激にあふれています。」

「そうか、一回だけ向こうの世界に帰ろう、そして親御さんを安心させてやろう。それが第一だ。」

「は、はい。わかりました。」

「一か月間家出していて、知り合いのうちに転がり込んで仕事を見つけてきた、それがうちってことで、いいかな?」

「はい」

「駅で知り合ったという感じでそこから意気投合して会社に入らせてもらったという感じでどうかな?」

「はい、いいと思います。うちの両親軽いですし大丈夫じゃないかと思います。」

「じゃあ、やなことは早めに終わらそう。ってことで家どこ?」

「ああ、東京です、埼玉よりのとこです。」

「そうか、詩織の家の近くだね、わかった、行こう。ああ、そうそう、この人は大学生の詩織、仲間だ。」

「よろしくお願いします、詩織って言います。」詩織

「ああ、はい、よろしくお願いします、翔太と言います。」

「という事で行こう!」














 帰ってきた。



「ふう、大変だったね、意外と疑り深くて困ったよ。俺がまだまだ若造だからかな・・・。詩織もいてくれてよかったよ、お母さんが納得してくれたんだから。ふーー!疲れた。とりあえずひと段落だね。」

「はい、ありがとうございます、何から何まで。」翔太

「良かったぁ、ドキドキした!」詩織

「拓郎さんは大人っぽいですよ。」翔太

「ああ、ありがとう、俺もオッサンぽいと思うし、まあ上出来だね。」

「オッサンぽくないしカッコいいですよ、(ぽっ)」詩織

「あ、ああ、ありがとう。それで、翔太君はどうするんだい?」

「はい、ここを拠点に活動していきたいと思います。風呂最高ですし。温泉ですし。勿論食べ物が一番ですけどね。それにアイテムの数々!ザックに椅子、テーブルに鍋、コンロに水筒、タープにカッパ、それになんといっても、カッコいい鎧!!!!なんですかあれは!!?どうやったらあんなにかっこよくなるんです!!?」翔太

「まあ、まあ落ち着いて、特別製の干し肉とインスタントラーメンもあるよ。」

「おお!?おお!!!?おお!!!!!すげー!手作りですか!?」翔太

「もちろん、ああ、そうだ、乾パンもいいな、あと氷砂糖、作るか!」

「ぜひ!!」翔太



 そう言って早速調理を開始する、店の一角をまっさらにしてテーブルと小麦粉、米粉、砂糖、塩、馬鈴薯、ゴマ、ホップを準備し作っていく。家庭科の授業みたいだ、楽しい。次々と作っていく。大量生産だ、魔法で浮かせて発酵なども済ませる。何と言う事でしょうあんなにあった小麦粉と米粉の塊が10万個の乾パンに変りました。焼き上げるのも魔法でじっくりやった。あとは氷砂糖を用意してっと。あらら、途中から翔太君が唖然としてしまっていたようだ。魔法スゲーとか、拓郎さんすげぇとか言っている。



「とりあえず8万個あげるから取っといてよ。」

「はい!!一生ついていきます兄貴!」翔太

「また弟が増えたわね、拓郎さん?」詩織

「妹がもう一人いてもいいんだよ?詩織」

「私は、妻の座を狙ってますから。残念。」詩織

「はは、藪蛇だったみたいだね。」

「へへーんだ」詩織

「兄貴の魔法も貰った力なんですか?」

「違うよ、自前だよ、ちゃんと練習したんだから。」

「練習って、それだけじゃあ出来ないでしょう!」詩織

「ですよね、僕もできませんでした。」翔太

「練習あるのみだよ、想像力がそのまま力になるからね、それに使ってると魔力も伸びるからね。」

「そうなんだぁー、じゃないわよ!教えてくれてありがとう!!」詩織

「ありがとうございます」翔太

「何をぷりぷりしてるんだか、いいじゃないかちょっとくらい魔法が上手くったって。」

「ちょっとじゃないでしょ!!!!」詩織

「そうですね・・・・。すごい、凄すぎる。」翔太

「そう怒らないでくださいよ、みんな上達してるんだから。」

「ふーーんだ!」詩織

「翔太君もなんか言ってやって下さいよ、上達してるのに八つ当たりしてくるんですよ?どう思います?」

「え”、えーと、上達してるならいいのでは?」翔太

「翔太君は関係ないの!!やめてよ!慰めは!!あの才能が羨ましいのよ!!」詩織

「す、すみません。」翔太

「謝らなくていいわ、謝るのは拓郎さんなんだから!!もうっ!」詩織

「え!!?えーと、ごめんなさい?」

「あ””ーーー、もういいわよ、許す、許すわよ、だからその可哀そうな子を見る目はやめてぇ!」詩織

「一件落着ですね。」

「納得いかない・・・・。」詩織



 とかなんとか言いつつお昼ご飯を食べた。今日はかつ丼だった。美味し。美味(うま)(かて)。マルクルの真似をして見た。ハウルである。まあ、それはいいとして。今は翔太君のことだ。ここを拠点に活動するってことは、家族がまた増えるってことだな。紹介しよう兄弟たちを。



「ってことで、これで、兄弟全員です。」

「すげー!!こんなに兄弟がいるなんて、それも異世界で!すげー!」翔太

「ほんとよね、誰にもまねできないわね。」詩織

「真似するほどのことじゃないよ?」

「うるっさい、黙ってて、今いい所なんだから。」詩織

「いや、ちょっと人が変わりすぎじゃないですかね」

「いいのよ、いいの!!」詩織

「はい・・・。」

「それで、何だったかしら、ああーーもう!忘れちゃったじゃない!もう!!」詩織

「ごめんなさい。」

「良いわ、チューしてくれたら許したげる。」詩織

「ちょーーーっとまったぁーーー!!!」サーシャ

「ちっ!!」詩織

「ちっじゃありませんよ姉さんずるいですよ、そういうのは!本当に心配になるんだから、兄さんもチューなんかしちゃだめだからね!!?」サーシャ

「でも、それで許してくれるなら・・・・。」

「でもじゃないっ!!!!!!!!!そこ!立って気を付け!!いい?兄さんは一人のものじゃないの!皆のもの!!!いい!!!!!!?」サーシャ

「駄目だよサーシャ、兄さんは物じゃないよ、気を付けて?」ナタリー

「は、はーい・・・・。ごめん兄さん。」サーシャ

「いいよ、大事に思ってくれてるんだから、それはそれで嬉しいよ。ありがとう。」

「ちょっと違うと思うけどなぁ」ルエル

「なにが違うんだい?」

「それは――」ルエル

「駄目!」サーシャ

「そ、そうか、ま、まあいいよ、俺も気を付けるから。」



 それで会話は終わったが終始にらみ合っていた。静寂を壊したのは・・・。



「ぼ、僕の拓郎さんだぁ!!!!」翔太

「違う、俺達の兄貴なんだ。」ギル

「そう、私達の兄さん。」サーシャ

「私の彼氏キリッ」詩織

「ち、違う、僕が神様からもらった兄貴なんだ。」翔太

「私たちもそう。」サーシャ

「じゃあ、どっちが上か勝負だ!」翔太

「「「「「受けて立つ!」」」」」子供たち

「いやいやいや、やめよう、不毛だ、分ったら仲直りしろ、いいな?(やんわり)」

「「「「「「は、はい」」」」」」みんな 翔太

「しょ、しょうがねーな、兄貴が言うんじゃあしょうがねぇ、これで兄弟だかんな!」ギル

「ああ、よろしく頼む。」翔太

「私のだから!!!!」詩織

「詩織は静かにしてろ、(やんわり)」

「は~い♪うふ♪」詩織

「もう何でもいいんじゃないのかな・・・・。(呆れ)」サーシャ

「何でもじゃないわ、拓郎さんだけ♪」詩織

「やめてよね、そのしゃべり方。」サーシャ

「いいじゃない、ちょっとくらい浮かれても、お母様にも挨拶したし、これで、むふふふふ。」詩織

「ちょっと!!それは違うってばぁ!!許可なんか下りてないし!公認じゃないし!全然認められてないし!!駄目だからね!!」サーシャ

「うふふふふ、いいのよ、サーシャちゃん、私はお母様に挨拶したもの、あなたはまだよね、うふふふふ。」詩織

「くっ!!!私はなんて失態を!!あの時挨拶していれば!嫁候補に名乗り出ていれば・・・・。」サーシャ

「ざーんねーんでした。でもでもぉ、もしかしたら側室が必要かもしれないよ。頑張ってね♪」詩織

「くっ!!そーーーーーーーーーーーー!!」サーシャ

「そういうのはいいから、他でやってくれるか?」

「そういうあなたも素敵♪」詩織

「いいからいいから、この話は終わり。かいさーん!」

「「「「はーい。」」」」女の子達

「そういえば、翔太君仲間がいたよね、紹介してくれる?」

「あ、はい。ザリ達今いいか!?拓郎さんに紹介する!」翔太

「「「おう!」」」

「右から、ザリ、ムンク、ハルです。前衛、斥候、魔法使いです。そこに剣士の僕が入ります。いいパーティですよね?」翔太

「ああ、そうだね、いい配置だねよろしくお願いします。」

「よろしくです。」ザリ

「ムンクです。」ムンク

「ハルです」ハル

「ようこそドランへ。ゆっくりしていって下さいね。家も建てちゃいましょう。真向いの空き地にしましょう。そうしましょう。ささっ、行きましょう、建てながら要望を伺います。」

「た、建てる?ん??」翔太



 そう言って、みんなで外に出て向かいの空き地に行く。



「ここら辺ですね、どんな家がいいですか?」

「広い家がいい!!」ザリ

「それなら、一人一部屋欲しいです!」ムンク

「ふかふかのベット!!」ハル

「あ、あのー、どうやって建てるんですか?」翔太

「それは、こうやって!です!」



 言って、要望道理の家を建てる。一瞬でぐにゃんぐにゃん、ッスっといつの間にか建っていた。4人がびっくりして顎がはずれそうになっていた。



「「「「す、すげー。」」」」

「内見しましょうか、ある程度出来たので。」

「は、はい。すげー、成功しているだけあるな・・・。」ザリ

「すげー、広い!」ムンク

「ベットあるかな!?」ハル

「今作ります、せーのっ!っと。寝転んでみてください。」



 一瞬でスプリングベットを組み立てる。



「おお!!すげーー、ふっかふかで気持ちいい!!やばい、眠たくなってきた!!」ハル

「どれどれ、ふおーーー!!やばいなこれ、すげーー気持ちいい!!」ザリ

「お、おお!!ほんとだ!!いい!!」ムンク

「今回は平屋にして見ました。どうでしょう?」

「すげーいいです!!」ザリ

「「いいです!!」」ムンク ハル

「ありがとうございます!!こんなにいい家初めてです!ありがとうございます!!!」翔太

「いえいえ、気に入っていただけたら(さいわ)いです。」

「「「「ありがとうございます!」」」」男4人

「洗濯機とお風呂とキッチンに冷蔵庫とコンロを作っときましたよ。」

「「「「うおーー!!魔道具!!!すげーー!!」」」」

「トイレもウォシュレット付けときましたよ」

「おおー!!!ウォシュレット!!!やった!これで尻痛くならない!」翔太

「「「ん??ウォシレット???」」」3人

「ウォシュレットですウォシュレット!トイレで大きい方した後に尻を水で洗ってくれるんです。ああ、温水だった。これがいいんです。」翔太

「「「ほーー!」」」3人

「あとは、スライムを連れてきてトイレに放してください。」

「はい!浄化するんですね!!」翔太

「そうですそうです。」

「ほぇーーすげーな、スライムに使い道があるなんてな!」ザリ

「ほんとほんと!そりゃーーすげーぜ。」ムンク

「ああ、だな。」ハル



 そんなことを話しながら見て回った。概ね満足したようで、早速荷物を入れに宿の部屋に戻っている。



「さあて、仕事に戻りますか!」

「ああ、拓郎さん、ちょっといいですか?」翔太

「いいですよ。」

「王都でのことなんですけどね、そこで多くの孤児に出会ったんです、もし可能なら助けてあげたいと思って。」翔太

「そうなんですね、わかりました、俺も動いてみます。手を借りるかもしれませんがよろしくお願いします。」

「はい、僕でよければ、なんぼでも貸します。本当は僕が助けてあげられたらいいんですけどね。」翔太

「気にしないで下さい、できる人がやればいいんです、俺はたまたまできる能力を授かったってだけです。あとは運ですね。」

「はい、ありがとうございます。」翔太

「いえいえ、教えていただいてありがとうございます。」

「王都のスラム街に行ってもらえればわかると思います。転移が使えればすぐですが・・・。」翔太

「そうですね、まあ、一度王都にはいってみたいと思っていたので行くのもありかなと思ってます。」

「そうですか、王都はいいですよ?物も何もかもがいっぱいありますから。」翔太

「そうですね、一度は行ってみたいんですが、中々踏ん切りがつかなくて、今回はいい機会ですので行かせてもらいます。」

「おお!!それはいいですね、僕ももう一度行きたかったんですよね、一緒にどうですか?」翔太

「いいですよ、案内してくれる(かた)がいたほうがわかりやすいですから。」

「良かった、王様に会ってみたかったんですよね。どんな人かなぁ!一度でいいから会ってみたい!!」翔太

「俺は遠慮しておきたいですけどね。すごく大変そうです。」

「そうかなぁ、ワクワクするのに、もったいない。」翔太

「俺も、合えたらラッキーって思って置けばいいんですね。」

「そうですよ、ほんとに、会えるなんて恐れ多いんですから。」翔太

「ちょっと前向きになれたよ、ありがと。」

「どういたしまして。」翔太

「じゃあ行く準備しようか、翔太君は家に荷物運んじゃってね、あ、そうか、アイテムボックスあるから荷物ないんだっけ、そうだよね、便利だよね」

「はい!便利です!ありがとうございます。」翔太

「なんでお礼?」

「何となく嬉しかったので。」翔太

「そうかそうか、あ、戻ってきた。」

「いやーー以外に荷物がありました。」ザリ

「ほんとですほんと。」ムンク

「ふう」ハル

「僕のアイテムボックスに入れとこうか?」翔太

「いや、いいんだ、自分で持ってないと必要な時困るからな。」ザリ

「「そうそう」」ムンク ハル

「しっかりしてますね、皆さん。部屋選んできてください。どうぞどうぞ。」

「「「「はい!」」」」4人



 そう言って中に入っていく4人一応外国式の玄関にして見た。靴履いたままで動きまわれるようにそうした。翔太君も特に違和感はないようだった。良かった、日本式がいいかもと思ったがそうでもないようだった。なので聞いてみる。



「翔太君日本式の家のほうが良かったんじゃない?」

「いえ、いいんです、みんなはこっちの方が慣れてるでしょうから。」翔太

「そっか、ならいいね、ごめんね、余計な事聞いて。」

「いえいえ。気にしないでください。」

「そうだ、もうちょっとゆっくりしたいだろうから一週間後にドランを出るのでどう?」

「あ、いえ、そんなに時間をとらなくてもいいんですよ、僕、拓郎さんに会えただけで十分ですから。」翔太

「じゃあ、明日でもいい?ちょっと子供たちが心配でね。」

「わかります、いいですよ、ザリ達にも言っときます。多分一緒に来ると思うので。」翔太

「おう!行くぜ行く!」ザリ

「「俺も!」」ムンク ハル

「ははは、仲いいですね。」

「いっしょに最強を目指している仲間ですから。」翔太

「おいショータ言っていいのかよ?」ザリ

「大丈夫ですよ拓郎さんですから、馬鹿にされたりしませんよ。」翔太

「ええ、馬鹿にしませんよ、いい事じゃないですか、目標があるなんて。」

「ええ、ああ、まあ、ですかね。」ザリ

「しっかりしろよリーダー?」ムンク

「そうだぜリーダー?」ハル

「ほら、言ったでしょ?」翔太

「まあまあ、とりあえず明日行くのでよろしくお願いしますね。」

「「「「おう!(はい!)」」」」

「俺もギル達に言わないと、ちょっと行ってきますね。ごゆっくり!」

「「「「おう!(はい!)」」」」

「では!」



 そう言い残して出てきた。早速みんなを集めて集会を開く。



「ええ~、ゴホン、王都行きが決まりました!」

「「「「「いえーーい!」」」」」みんな

「しかし、今回はギル達冒険者組だけ同行してもらいます。いいかい?」

「「「「「「わかった!」」」」」」

「ごめんな、他のみんなは後日連れていくからさ。そういう事で準備してください。」

「「「「「「はーい!」」」」」」

「サーシャ達はお店お願いね!頼んだよ?」

「「「はーい!」」」三人娘

「あとは、ちびこ達も元気に用心して過ごしてね。」

「「「「「はーい!」」」」」ちびこ達

「じゃあいいよー!仕事や遊びに戻って。」

「「「「「「はーい!」」」」」」みんな

「ねぇねぇ兄さん、今回は何しに行くの?王都に。」サーシャ

「王様に会いに行くのと、孤児たちを助けに行く。」

「そう、良かった、私たちみたいな子達を助けてくれるんだね。ありがとう。」サーシャ

「礼はいらないさ。ただ助けたくて行くんだから。」

「うううん、ありがとう。」サーシャ

「どういたしまして、まだまだだけどね。」

「そんなことないよ、十分よくしてくれてるよ。」サーシャ

「ありがと、でもまだまだなんだ、もっとうまくやりたいんだ。」

「そっか、無理しすぎないでね」サーシャ

「ありがとう」



 そう言ってひと段落したら、翔太たちがやってきた。



「拓郎さん!ご飯下さい!お金はあります!」翔太

「なにがいい?」

「カレーライスがいいです!」翔太

「じゃあ俺も!!」ザリ

「俺も俺も!!」ムンク

「俺もーー!!」ハル





「はいどうぞ、召し上がれ。」

「カレーだ!!うっひょーー!!」翔太

「な、なんだこれ、見た目はあれだが匂いが素晴らしい、よだれがとまらん。」ザリ

「ほ、ほんとだ。見た目はあれだが、匂いがいいぜ、美味そう。」ムンク

「なんだよ、速く食おうぜ」ハル

「僕カレーが大好物なんです!うんま!うまっ!!最高!幸せ!!」翔太

「食べているところすみませんがちょっと試してみたいことがあるんですが、食後にお願いできますか?」

「はい、僕にできることなら、何でも言ってください。」翔太

「ああ、どうぞどうぞ食べてください。」

「うめぇー!!!なんじゃこりゃ!!辛くて美味い!」ザリ

「なに言ってる!これは甘くて美味いんだぜ!!」ムンク

「両方だっつーの!!」ハル

「まあまあ、拓郎さんだから美味いってことで!!!」翔太

「この米ってやつがすすむ!!」ザリ

「ほんとだ!!」ムンク

「不思議だな!!」ハル

「お代わりはいりませんか?」

「「「「いる!!(いります!!)」」」」

「はいどうぞ。」

「「「「どうも!(ありがとうございます!)」」」」

「タクローいいな!俺もカレー!」冒険者

「俺も!」冒険者2

「私もカレーにします!」冒険者3

「はいはい、お待ちどう!」

「「「「いただきまーす!」」」」



「さてさて、翔太君達はご飯終わりましたね?」

「「「「はい」」」」

「じゃあちょっと王都まで転移する補助をお願いします。裏路地みたいなところにお願いします。イメージしてください、俺が魔力を操作して魔法を発動しますので、合体魔法みたいなものです。」

「あ、はい、では僕が代表してやります。」翔太

「ちゃんとイメージできるのか?」ザリ

「ショータは色町探索してたから大丈夫だろ?(笑)」ムンク

「そうそう(ニタニタ)」ハル

「なっ!!なんで知ってるんですか!?」翔太

「い、いいかい、翔太君。」

「は、はい(赤面)」翔太

「じゃあ行こう、ギル達も一緒に来てくれ。」

「「「「はーい!」」」」

「じゃあお願いします。」

「はい!」翔太



♢      ♢      ♢



っふ



「ここです。」翔太

「どうもありがとう。」

「いえいえ、お手伝い出来て何よりです。早速孤児たちを探しましょう。冒険者ギルドにいるはずです。」翔太

「はい、ありがとうございます。ギルドの方向は分りますか?」

「ねえ、そこのお兄さんうちに寄ってかない?」娼婦

「いえやる事がありますので。」

「残念、こんだけ男がいるのにぃ」娼婦

「行きましょう」

「は、はい(赤面)」翔太

「くっくくく」ザリ

「あはははは」ムンク

「ふふふふふ」ハル



 それから歩いて十字路を通り大通りへと出る。そこからは一直線にまっすぐ王城の反対の方に向かった、するとでっかい建物が見えてきた。大きさは体育館ほどある。もっとかも。まあいい。そこに入りあたりを見回す。正面に受付があり、左が酒場であり、右は依頼が貼ってある掲示板があった。見た感じ二階もある。もう依頼完了させた冒険者でごった返していた。ちらほら子供の姿も見える。痩せている。多分そうだろう。俺はあたりを付けると話しかけた。



「やあ、ちょっといいかな、飯奢るから話聞かせて欲しいんだけど。いいかい?」

「な、なんだよ兄ちゃん、飯か、いいよ今日は少なかったから嬉しいけど、仲間も呼んでいい?」少年A

「いいよいいよ、できるだけ、呼べるだけ子供を呼んでいいよ、スラムにいる子達も呼んでいいよ」

「なっ!そんなに呼んだら入り切らねえよ!!沢山いるんだぜ!金が足りないぜ絶対!」少年A

「いいんだお金は足りるんだ、雇用したいから沢山いるほうが助かるんだ、とりあえずスラムに行こう!」

「わ、わかったよ、いいんだな本当に?」少年A

「大丈夫大丈夫、心配しないで、名前はなんて言うの?俺は拓郎。」

「俺はザクだ、よろしく。」ザク

「よろしく」

「じゃあ行くぜ?」ザク

「うんいいよ、あ、俺の仲間たちね、一応紹介しておく。」

「おおっ!!そんなにいたのかよ!大勢だな。」ザク

「まあね、人手が足りなくなると思ってね。」

「そうかよ、まあ腹いっぱい食えりゃあいいけどよ。」ザク



 そう言ってスラム街を歩きながら人を集めていく、中には冒険者風のものが結構いた。それも結構大きい人だ。その大きい人も混じり、どんどん呼び寄せていく。飯を食ってない人がほとんどなのか、やせ細ったものが多い。俺は周りに席とテーブルを即席で用意していく。周りが唖然としている中、巨大なフードコートを作り上げた。通り一帯がフードコートになる。そして座ってもらう。暗くなってきているのでライトの魔法で明るくする。噂が人を呼び通り一帯が埋まる。そこに衛兵がやってきた。ちょうどご飯を作っているときに来た。マリオにあとは任せて衛兵に対応する。



「何をやっている、勝手に道を占拠するな。散れ。」衛兵

「ちょっと待ってください、今料理を出すところなんです。多めに見て貰えませんかね?お酒でも差し入れしますよ。故郷の酒ですが、一升瓶六本付けますよほら、飲んだことのない酒です。どうです?仲間と飲んでみては。」

「なんだと!賄賂は受け取らない!!」衛兵

「先輩受け取ったらどうです?差し入れですよ差し入れ、賄賂なんて固い事言う必要はないですよ。それに、ご飯食べたら散りますよ、ね?お兄さん。」衛兵2

「ええ、散ります散ります、少しお話させてもらいますが、そのあとすぐにでも。」

「こう言ってますし、大丈夫でしょう。差し入れはありがたく貰っておきます、ごゆっくり!」衛兵2

「おい!ちょっと待てそれは貰ってはいかん!!返せ!」衛兵

「キャップを強くひねると開きますので、どうぞどうぞ。」

「あ、待て、逃げるな!!」衛兵

「差し入れありがとうございました!」衛兵2

「ご協力感謝する。」衛兵



 リュックごと持って行ったようだ。良し良し、これで心置きなくできる。先にフライドポテトを出して反応を見る。



「なんだこれうめえ!普通のジャガイモじゃねぇ!!」

「塩加減が絶妙だ!」

「うめぇ!!」



 口々に美味いと言いながら食べている。冒険者はある程度のものを食べているのだろう中々に味がわかる者もいた。小さい子も沢山いるがどうも食べ物がいきわたっているわけではないようだ。それでも教会やなんかが炊き出しをしているのだろう、欠食児童のような子はいなかった。でも痩せている。そんな中フライドポテトを沢山食べている。メインもあるので食べすぎないようにと言い聞かせているのに止まらない。みんなフライドポテトに夢中だ。そこに子供たちにジュースを持たせて、配ってもらう。



「ワインに似てるが酒精が入ってねぇ!美味い!」

「あまくておいしい!」

「うめぇ!!!」

「おいしい!」



 口に合ったようだ。がぶがぶ飲んでいる。お代わりは出していない。そしてメインのカレーが出来た。翔太の要望通りカレーにした。まあ、いっぱい食えるしな。見た目は悪いがな。匂いはいいのか、みんなが期待して待っている。ご飯も炊けたようだった。俺は食器を出して、揃える。そしたら子供たちが盛って順番にテーブルに運ぶ。飯は巨大寸胴鍋にいっぱい作ってるので大丈夫だ。ご飯も大鍋で炊いている。仮設のかまどに鎮座していた。それを見て安心したのか皆ゆっくり味わって食べているものがほとんどだった。一部子供たちが狂気乱舞して食っている場面はあった、が、それも次第に沈静化していった。



 お代わりをしてだいぶ落ち着いたころ、俺は話し始めた。



「皆さんを雇用したいと思います!」



 雇用ってなあにと聞いているちびこ達。それにこたえる大きな子達。結構グループができているようだった。



「雇用とは、仕事をしてもらうという事です。そして、このスラム街に大きなお風呂を作ります。大浴場です。そしてそこで働く人を募集します。更に、宿屋と食堂を作りそこでも働いてもらいます。」

「なあ、兄ちゃん俺らも雇ってくれるのか?」ザク

「ああ、子供にも仕事はある、安心してくれ、あとご飯を作れるものを優遇するぞ。経験者でもいい。興味ある者も大歓迎だ。」

「わ、私たちもいいんですか?!」女の子

「ああ、誰でも働ける。子供たちは遊びと勉強かな、大きくなった人でも勉強は面倒見る予定だ。」

「「「やったー!」」」ちびこ達

「ひとまず寝床を確保しよう。それと風呂だ。」



 空いている場所の一角をパルテノン神殿にする。屋根はもちろんついている。天窓付きだ。中は、お風呂になっており、100人は入れそうなお風呂に、泡のでるお風呂熱めのお風呂と色々だ、それを二つずつ作り、男湯と女湯に分けた。ロッカーも完備している、お湯は全部魔道具で沸かしている、シャワーも50か所ずつ作り仕上げた。その間、スラムの住民は夢見ているような表情で見ていた。声も出ないという感じだ。早速お湯を貯めて入ってもらう。男女比率は半々といったところだった。女性たちは非常に喜んでいる。受付を雇い魔石交換の人員を探した。男の子たちが真っ先に立候補した。そして併設された酒場と食事処を作り、これも人が大量に入るようにしておく。



 そして仮営業として人員を動かしていく。もう一つの街がそこにできたがごとく、にぎわっていた。酒もタダで出し、みんなに味わってもらった。風呂に入って気持ちよくなった大人に酒を勧める子供たち。子供たちは給仕で働いている。子供を優先的に雇用していった。隣に大きな宿舎を作り部屋を200ほど作った。個室が200で、大部屋が2つだ。男女に分かれて作った。子供たちは自分の部屋が出来て狂喜乱舞している。出稼ぎ組も部屋割りはあるので住むようだった。かなり大きな人たちも面倒を見てくれていたようで子供たちと喜んでいた。一緒に住むのかな?まあ、いいけど部屋はあるしな。一応宿舎に二階も作り更に200部屋作っといた、



 大部屋の隣に大きな教室を作り、黒板と机といすをそろえた。そしてチョークや黒板けし、その他もろもろのものを準備した。大部屋には布団を沢山積んでおいた。大部屋は畳張りにして、靴は脱いでもらった。そして個室は窓をつけて椅子や鏡収納に机、を置いておいた。ベットもある。一応一人暮らしできるようにしておいた。ベットは畳式である。そしてそして教会からシスターを連れてきて勉強を教えて貰った。今日は初日なので触り程度、でも復習次第では色々と発展した勉強ができる程度だった。子供たちは喜び眠そうな中必死に勉強して最後に眠る時に物語を読んでもらっていた。



 シスターに出張の代金を払おうとしたら遠慮された。子供たちが不自由しているのに何もできないのが恥ずかしいと言って断られた。炊き出しもしているし感謝されていると思うのだが満足していないようだった。神父さんが夜に迎えに来てかえって行った。感謝しかない、勉強を教えてくれてよかった。激動の一日だったが、今日は充実していたな。お風呂に大量のバスタオルを置いて大きい子達に明日からの稼ぎ方を教えて今日は一緒に泊ることにした。拓郎やマリオは人気でどうやってあんな美味しい物を作るのかと質問され続けた。そして寝る前にトイレを作るのを忘れていたと思い出して、急遽作り説明した。あとは大きい子達がちびこ達に教えてくれるだろう。ちびこ達はもう夢の中だった。



 沢山の子供たちに囲まれて寝た。ギル達も同年代の子達と仲良くなりうちの兄貴はすげーだろと自慢していた。その気持ちはわかるのか、羨ましそうに見ていた。子供たちは素直だった。噂では王様も子供たちをどうにかしようとしたみたいだが、どうにも貴族が間に入ったことによって失敗したようだった。それは噂になっており、王様自体もそれには気づいたようだった。という事でおやすみなさい。



いい夢を・・・。



























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