1話
「なにー!!魔力がないだと!!私の子供であり、ランドリー子爵の娘であるお前がか!!」
お父様の突然の怒号が子爵家の屋敷中に響き渡る。その声を聞いた母様は、いつもとは違い冷たい目で私を見ていた。そして私の魔力測定をした教会の人は今これ以上関わりたくないとばかりに目にも止まらぬ速さで屋敷を出ていった。そして真っ赤な顔をしたお父様が私を指差し
「お前のような無能は、この家にはいらん!!
魔力がないとは、平民以下ではないか!!そのような娘はこの家にはいらん!!すぐにこの家から出ていけ!!」
はい?今すぐ?と混乱している私。すると近くにいたお祖母様が
「それは急すぎやしないかい?この子はまだ10歳でだよ!!ちょっとは考えな!!」
「お母様とはいえこの件には、口を挟まないでいただきたい!!この事を他の貴族に知られてはランドリー家は、ずっと笑われてしまうだろう!!もしかしたら平民に降格させられてしまうやもしれん!!ここで切り捨てねば!!」
と静止の声も聞こえておらず、すごくパニックになっておりいつも自慢している黒髪を両手で掻いておりお母様はそのお父様をハグしながら目尻が上がっているその目を更にあげ私を睨んでいる。
「はぁー。お前たちは本当にわかってないんだね。名声だけを気にしていてるといずれ痛い目を見るよ。」
とお祖母様はお父様達を憐みの目で見た後私に近づき私だけに聞こえる声で
「ミール。いいかいあんたはすごい才能を持っている…が両親達は気がついてない。ついていってやりたいがこの年寄りがついていくと足手纏いになる。だから少しばかり力になりたい。後で私の部屋に来てくれるかい?」
「わかりました。行きます。」
といい自分の部屋に戻りながら今までの事を大まかに振り返る。
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