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彼女の相談
僕は、彼女の隣を歩いていた。まあ、当然そうなるだろう。
しかし、女の子と二人きりで歩くというのはこんなにも緊張するものなのか。
こんな場面一度も遭遇したことがなかったから知らなかった。
そんなことよりこんなところ同じ学校の奴らに見られたらやばくないか?
見られるだけならまだしも勘違いされたら大変だ。翌日の学校はこのホットなニュースでもちきりになるかもしれない……僕と彼女の周り限定だけど。
結局、僕には『誰にも見つかりませんように』と心の中で祈ることしかできなかった。
まだ学校を出て少ししか歩いてないのだが、なぜか彼女はずっと下を向いたままだった。
しかも、図書室を出てからは一言も彼女に話しかけられていない。それは、まあ別にいいのだが……
初めて話しかけられたときの元気はいったいどこにいったのやら……
そうこうしているうちに神社の前まで来てしまった。
『ホント近いな―――神社』
彼女は神社の中に入っていった。




