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当局者飛来
当局者を待つべき情勢ではない
との認識は結果的に謬りであった。今の世にはヘリコプタがあるのだ。
警察庁参事の藤原警視正と検察庁三席の橘検事正が飛んで見えられた。
警察庁のヘリコプタには鑑識官と巡査、そして予備のパイロットが乗っていたので空席はない。
他方。橘検事正は正副パイロット以外には随員を連れておられなかった。
三席検事によれば。
現行の法制下には警察による鑑識捜査は省けない、しかしそれで解決する事件でないことは中央の知るところである。
星の村の評議会が指定する人を毎日一度限り護送できる、しかし村の自治は尊重する
とのことであった。…この事象は家に伝わる古い文献で見てはいたが実際に起こりうることだったのか。
しかも余の代…と謂わんよりむしろ余は独身なれば事実上は岸辺家の最終期に…起こるとは。
だが。
村には大事件でも全国的には。
広い日本の何処かの辺境の自治区では有り得ることなのか。
中央から来た官憲は物に慣れている。




