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加藤の右目へGO  作者: どすこい姉妹
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ピカソのパンケーキ

『~冥土café~666』に戻ると何故か店は大忙しだった。

「どうしたんだよ。さっきこんなに混んでなかったろ⁉︎」

近くを通りかかった女装メイドに訊ねた。

「さっきの加藤と渡部の詐欺写メを印刷して看板に貼った奴がいて、それから人がひっきりなしに来るようになって…。藤原も手伝ってくれよ」

メイド喫茶風に改装した家庭科室はもうどこに誰が居るんだか分からなかったが、時々メイド服を着た奴が狭い通路をちょこまか動き回るのが見えた。おそらくその中のどれかが加藤なんだろう。

俺はヴィジュアル風のメイクに、メイド服とはミスマッチの筋肉と、バケモノみたいな風貌をしているので作る方に回された。

パンケーキにチョコソースで可愛い猫の絵を描くように言われたが、何度やっても絵の才能がない俺はピカソ風の猫の絵が出来上がってしまう。

3回ほど女子に注意されたが、もうダメだと思ったのかパンケーキを焼く係の奴と変わった。

どうやらパンケーキを焼く才能はあるらしく、5枚ほど焼いた頃には俺はプロと化していた。

「はっはっはー!どうだ?この焼き加減は?形も綺麗な丸だろ?」

周りの奴に自慢していると、加藤が焼けたパンケーキを取りに来た。

「おっ!加藤!!俺のパンケーキ捌きはどうだ?」

加藤は無表情で何処を見ているのか分からないような遠い目でこう答えた。

「い、いいと思う。」

「だろー?加藤ならそう言うと思ってたぜー!はっはっはー!」

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