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亡国記

作者:上中 志織
残虐非道な王がいた。
己の両親を、兄弟を、己の正妃や妾を容赦なく殺した。
国政に至っては賢臣を遠ざけ、奸臣に牛耳らせ、更には重税や厳しい法で国民を縛る。

王は、後に、愚王とも凶王とも呼ばれるようになる。

そんな王に私は、二番目の正妃として嫁いだ。
彼に触り、触れられて。
そして、私は国の滅亡への足音を聞く。
2014/12/21 15:23
2014/12/22 12:53
2014/12/23 10:58
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