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相談は乗るもんじゃない

時に人はこう思う。


あの人がいたから私は上手くいった、成功したと・・・


だが逆に言えばその人がいなければ成功しなかったのかもしれない


もしかしたら別の道があったのかもしれない


あいつさえいなければ・・・


僕はそう思った。




養「それで、何の話かな?」


結女「うーん・・・とね、クラスの子から聞いたんだけど養くんに相談したら恋が実《みのる》って聞いたんだけど・・・」


結女「ほ、本当なのかな?」


養「あーうん、そうだね。僕に相談してくる人達はほとんどうまくいってるのかな?・・・」


養「あんまり自覚ないんだけどね・・・」


結女「噂は本当なんだね・・・!」


結女「それじゃお願いがあるんだけど、いいかな?」


養「あ、うん いいよ」



結女「廊下じゃなんだし、教室に入って聞いてもらっていいかな?」


養「いいけど、教室に人来たら変な風に思われないかな? 僕は別にいいけど宇野木さんはいいの?」


結女「ここの教室は部活でも使われてないし、大丈夫だと思うよ。」


結女「それと、私のことは結女って読んでいいよ。養くん」


養「あ、そう?なら結女さんで」


ドンッ


養・結女「「!?」」


養「え?なに今の音? ドアからかな・・・」


結女「誰か来たのかな?」


ドアのほうを見る人影はなく、誰がいるわけでもない。


誰か僕たちのことを見ていた・・・?


養「とりあえず、ドアと廊下を見てきたけど誰もいなかったよ?」


結女「誰かが廊下でこけたのかな?」


それならそこに人がいないのはおかしいと思うが・・・


養「まあ、そんなことより本題にはいろうか!」


結女「あ、そうだね!」


変な音のことよりも結女さんの相談と言うのが僕には気になって一大事であった。


多分・・・というか、絶対に恋愛の話だろう。



結女「あ、あのね実は・・・私好きな人がいるんだけど・・・」


養「うん・・・」


そのことを聞いて悲しくなった、虚しくなった、だけどここで僕は泣いてはいけない。


彼女は真剣に僕に相談しているのだから・・・


養「そ、その好きな人って誰なの?」


結女「うーんとね・・・そのすごい恥ずかしなぁ異性の子にこうゆうこと相談したことないから///」


養(ぉおぉぉぉぉおぉぉおおおお!やばい!!!やばいよこれ!!!結女タンの照れてる顔可愛すぎるだろおぉぉぉぉぉおぉ)


養「で、でもさ相手の人聞かないとなんとも言えないからさ・・・」


結女「あ、・・・そうだよね・・・うんじゃ言うね」


結女「私・・・喜久くんのことがすごく気になるの・・・


結女「喜久くんのこと考えると顔が熱くなって、見てるだけですごく・・・なんていえばいいのかなぁ・・・」


可愛い、可愛すぎる。


学園のヒロインである宇野木結女がこんなに・・・こんなにぃホを赤らめている


こんなの生きてるうちで見られるなんて僕はなんて幸福なんだと思った。


だけどすぐに悲しい気持ちになった、それは僕に向けているものではないから


そして僕はその思いをあの悪友に伝えて、仲良くさせなければならない・・・


結女「それに、養くんって喜久くんと仲いいでしょ?何か色々と教えてくれると助かるんだけど・・・」


養「・・・そうだね!俺とあいつは小学校からの腐れ縁だからあいつのことなら大抵わかるよ(笑)」


結女「ならいろいろ教えて?とりあえず知りたいんだ!彼のことならなんでも!」



養「うん、いいよ・・・」



・・・・



・・・



・・



・・・



・・・・



泣いてはいけない・・・


下校中僕はそんなことをずっと考えていた。


そしてついに家についた


「ん?ようちゃんどうしたん?!なんで泣いてるの?」


養「うぅ・・・うぅう・・・」


「いい男が台無しだよ?何があったの?辛いことなら私聞くよ?」


養「ありがとう・・・でもお前には言えないことだよ・・・」


「ブーブー!ようちゃんそうやって私には弱いとこ見せてくれないよね。」


「いつでも相談してくれていいんだよ?」


養「お前には相談したくないんだってば・・・」


養「つか、なんでお前いるの?秋田に言ってたんじゃないの?」


「えへへーん今日は、お父さんが用事があるとかでようくんちにきたのだ!」


養「そうですかー うんじゃ俺は部屋に行くわ・・・まあゆっくりしていけ」


「ようちゃん全然関心持ってくれない~寂しい~」


養「うっせ!! ばーか!ばーか!」


「うふふ、やっといつものようちゃんに戻ったね。よかった」


養「・・・」


「?」


養「ありがとう・・・萌来《めぐる》」


萌来「どういたまして^^」


僕は部屋に入り、



泣いて、泣いて、泣き尽くした



水分が尽きるほどに泣いて



すべてを吐き出して楽になった。


コンコンッ


養「はい、どうぞ」


萌来「少しは良くなったみたいね?おばさんがご飯だってよ?」


養「へいへい、すぐに行くよ」


萌来「元気になったみたいね」


養「おかげさまでな!」


萌来「それじゃ待ってるからね~」




萌来(ようちゃんどうして泣いてたんだろう・・・好きな子でもできたのかな、それで振られたのかな)



私はまだようちゃんのこと好きなんだけどなぁ












続く







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