第八十五話
どうも最近雨が多くて困っている朝廷です。
本当に雨多すぎませんか?
まぁ梅雨だから仕方ないんですけどね……
気を取り直して第八十五話スタートです!
俺はその様子を遠巻きに見ているお婆さんに話を聞いてみる。
「これは一体どういう騒ぎなんだい?」
「おぉあんた旅人かい?この騒ぎはねなんでも異人達の体に冥界種と天界種を示す模様が浮かび上がってるみたいなんだよ……いやぁ良く分からないけど怖いねぇ。」
そう言ってお婆さんは近くの雑貨屋に入っていった。
【クソっ遅かったか……】
【まだ多分間に合いますよマスター!このままだとプレイヤー達が捕まってしまいます。】
こうなったら……
俺は周りのガヤをかき分けて中心に飛び出た。
「それじゃあその印についてどう説明するつもりなんだ!」
「だから我々はこの印については分からないんだ。気分を悪くしたのなら謝るからこの印がどんな意味なのか教えてくれないか?」
「静かにしろ!術にかけようとしているんだなその手には乗らないぞ!」
そこではプレイヤー達と若いギルドの職員が言い争っていた。
「少し良いか?」
「今は忙しいので関係の無い人は下がっていて下さい。それに誰ですか貴方は!」
「それがある意味関係者だから下がるわけにはいかないんだ。」
そう言いながら俺は鎧の兜部分を外す。
するとプレイヤーと周りの住民からざわざわと驚いた様な声が聞こえる。
ギルドの職員はかなり顔を青くなっている。
「えっもしかして……」
「名乗るのが遅くなったがギルド所属黒ランクの【炎帝】アレンだ。今回の件と俺が受けていたクエストについて報告することがある彼等と一緒にギルドマスターの所に案内してくれるか?」
「で、でも彼等は危険な存在で……」
その言い分も分かるけどさぁ
「まず彼等の話も聞かないでいきなり危険だ危険だなんて言うんじゃない!どんな相手であろうと話を聞かないとどんな存在かは分からないだろ!それに事態は急を要する。早く案内してくれ。」
「は、はい!」
職員の子は急いで話をつけにギルドマスターの所に走っていった。
俺は後ろにいるプレイヤー達に声をかける為に振り替える。
「すまない、これに関しては俺にも責任がある。しかし君達にとっても重要な話なんだ。少しだけ待ってて貰えないか?それと君達異人には連絡を取り合う術があるんだろう?それで呼び掛けてくれないか?」
そう伝えるとしばらくぽかんとしていたが直ぐにはっとして、
「は、はい。分かりました!」
と言い仲間内で相談を始めた。
しばらくするとさっきのギルドの職員が走って戻って来た。
そして案内された通りに部屋に入ると中にはギルドマスターが椅子に座って待っていた。
俺達は促されるままに椅子に座って話を始めた。
「それでアレン、急な話とはなんだ?もしかしてクエストと何か関わりが?」
「近いうちに冥界種による進軍が始まる。」
「なんだと!それは確かな情報なのか!」
「あの森にいた冥界種が調子に乗って語ってくれたからな。多分本当の事だ。」
その話を聞いてプレイヤー達は良く分からないって顔をしている。
「質問良いですか?冥界種って何ですか?」
「……冥界種というのはこの世界を現世としたときに冥界に住むもの達の事だ。一体一体の戦闘力も高い。それと天界に住む天界種と言う者もいる。そうそれとその痣は関わりがあるんだ。」
俺はそう言ってプレイヤー達にかけられている呪いについて報告した。
「つまりは彼等も被害者なんです。お願いしますギルドマスター、各町に連絡をしてください。」
「そんな事は言われなくてもするつもりだ!後は急いで王にも報せなくては……アレン!クエストの報告を済ましたらしっかりと休んだ後に王城に来てくれ!」
そう言いながらギルドマスターはこの部屋を飛び出ていった。
「君達こういうことだ。この君達にかけられた呪いについてプレイヤー達に教えてほしいんだ。」
「分かりました。任せて下さいアレンさん。」
そう言うとプレイヤー達も急いで部屋から出ていった。
俺はその部屋を出てギルドのカウンターに向かう。
クエストの報告をするとギルドマスターから連絡が来ていたのか直ぐに対応をしてもらえた。
そしてそのまま黒かった俺のギルドカードも白のギルドカードに代わった。
俺は祝ってくれる人達をいなして自分の家に戻る。
そしてそのままログアウトした……
【ログアウトしました。】
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