第五十一話
どうも令和の朝廷です。
本来皆さん昨日にやるんですね……
すっかり忘れて投稿してました。
まぁ特に劇的に変わった訳では無いですが定型文的に令和も本作品を何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは第五十一話スタートです!
目を覚ますと洞窟の天井が見えた。
「なんだろう。凄い既視感……」
「おやっ起きられましたか?」
横を見ると雲海さんが正座をしていた。
「雲海さん?」
「雲海で結構ですよ。それでなにか?」
「あれが何をされたのかいまいち分からなくて……」
「と言うと?」
「何か言ってたのは聞き取れました。ですがその後いきなり吹き飛ばされて。」
そうなのだ。雲海さんが一瞬ぶれたかと思うと宙を舞っていたのだ……
「あーあれですか。あれはですねただ踏み込んで殴っただけですよ。」
へっ?
「殴っただけ?」
「はい。殴っただけです。まぁ正確に言うと【龍剣】の力ですけど……」
「【龍剣】の力?」
「えぇ、【龍剣】の力です。それではまずその話からしましょうか。そもそもアレン様はどうして【龍剣】と言うかご存じですか?」
「どうして【龍剣】と言うか?【龍が使う剣】だからじゃ無いんですか?」
「うーん。ちょっと違うんですよ。正解は【龍になるための剣】です。」
【龍になるための剣】?
「不思議そうな顔をしていますね。そもそもこれは元々【龍人】が【龍】に、【龍】が【龍神】になるための剣として古代の【龍人】と【龍】が作りました。」
おっと古代の設定か……
古代の人々はなぁ古代魔法とか訳の分からない性能の物を作ってるからなぁ……
運営の人は何を思って考えたんだろう。
これだと古代を知ってる人達だけが強くなっちゃうのに……
まぁ俺みたいな例があるからあんまり考えないでその時のノリと勢いだけで設定つめてたりしそうだからなぁ。
「どうされました?アレン様。」
「あ、いえちょっと考え事をしてただけなので。」
「そうですか?それでは説明を続けさせてもらいます。さて、確かに【龍剣】を造り出した古代の人々ですがその力は無理矢理に力を引き出すもので制限を設けました。それがアレン様が今使ってる【目覚め】と呼ばれてる形態です。」
おっと今さらだけど中二っぽくなってきたぞ。
「そしてその後が【覚醒】と呼ばれてる段階ですね。更にその後もありますがそれの名前はもう失われて分かりません。」
なるほどその【覚醒】って状態で殴られたからさっきみたいな状態になったのか……
それにしても疑問が出てきたな。
「失われたっていうのは昔は使ってる人がいたんですか?」
「はい。昔は何人かいたみたいですが今ではすっかりいなくなってますね。強い分自分への反動も大きかったみたいですね。」
うーん。古代の遺跡とかが見つかればその中でやり方が書いてあったりするんですかね……
「そして【龍剣】の覚醒の方法ですがまずアレン様は龍語を覚えないといけないですね。」
えっ?
そう言うと雲海さんは古めかしい厚い本と割りと新しそうなこれまた厚い本を持ってきた。
「この本に色々書いてあるのでこの本を見比べながら勉強してください。」
勉強かよぉ!
せっかく学校に行かなくてすんでるのに(プロローグ)ゲームの中で勉強しないといけないのか……
中をちらりと見てみると新しそうな本は何となく分かりそうな雰囲気はある。
設定集にもあいうえお表が載ってたからそれと見比べながらだったら大丈夫。
ただ龍語の方は別だ。
何か「英語出来るんだからアラビア語も余裕だよね!」って言われてる気分。
まぁ俺はそんな経験無いけどさ。
「一人でですか?」
「安心してください。質問があったら聞きますから!」
何にも安心出来ねぇよ!
「それから加えて【気】を抑える練習と【危険察知】の練習とか諸々加えますか。」
はい?
「なので勉強するときは翼を使って高速で飛びながら出来るだけ音を立てずに心を静めて私がときどきする攻撃にも対処してください。」
出来るか!
この人あれだよ絶対スパルタ式の人だって……
世界の何処にこんなことさせる人がいるんだよ!ここに居ましたねクソッタレ!
そもそも人じゃなくて正式には【龍人】か……
「えーっと俺そんなに急いで強くなりたい訳じゃ無いんですけど……もっとね時間をかけてゆっくりと」
そう言うと俺の横をナイフが通りすぎて行く。
髪が数本切れ頬に赤い筋が付く。
「何言ってるんですか?修行はもう始まってますよ?ほら早く本を持ってください。」
やってやろうじゃねーか!
【マスターファイトです!】
こうして俺のイベントまでの地獄のような修行が始まった。
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