第百七話
どうも今日普通に寝坊した朝廷です。
遅くなり申し訳ありません。
それでは第百七話スタートです。
【ログインしました。】
「おはようございます。マスター。」
「あぁおはよう。」
さて今日はどうしようかな……
まず裏の剣術を体に馴染ませるところもしなくちゃならないし、雲海さんに龍の進化について聞くのもありかもしれない。
まぁまずは冥界酔いの報告からかな……
王都に行かなければならないが、【帰還】は使わず、その間の敵で裏の剣術の調整でもしようかな?
そう思い立った俺が席を立ち、扉を開けるとそこにはイルカルラと一人の少女が立っていた。
「あら、いつの間に家に居たの?って【帰還】を使える貴方に行っても意味はないか。おはようアレン。」
「あぁおはようイルカルラ。それで今日は何の用だ?知っての通り俺は冥界種との戦いのために準備で忙しいんだが……」
「そんなに時間はとらせないわ。取り合えず上がらせてもらって良い?」
そう言いながら体は俺の家の中に入っている。
「はぁ……イウ。」
「なんでしょうかマスター?」
そう言うとイウは【人化】を使う。
「紅茶の準備を4人分頼む。」
「了解です。」
このやり取りの間にもイルカルラは、まるで自分の家かの様に居間のソファーに座っている。
後ろからついてきたプレイヤーと思われる少女は気づくと、俺の家の扉の前で固まって口をパクパクさせている。
そんな少女にしびれを切らしたのか、イルカルラが声をかける。
「どうしたのかしらサクラ?早く入ってきなさい。」
「し、し、し、師匠!確かに強い人のところに連れてくって言われた時に、アレンさんの名前が真っ先に出てきましたよ?あのイベ……ダンジョンの内容はプレイ……異人達の間で共有されてるので仲が良いのは知ってますけど!それでもプレイヤーの中でひそかに話題になってるブラックボックスなアレンさんの家の中に入るなんて……私下手したら他の異人に殺されますよ!?」
「良いじゃない。別に貴女達死んでも生き返るんだから。
「そういう問題じゃ無いんですって!私嫌ですよ!」
「あら?アレンの事嫌いだったのかしら?」
「ってそういう訳じゃ無いです!」
サクラと呼ばれたプレイヤーはイルカルラに良いようにされている。
助け船を出すか……
「そこら辺にしてやれイルカルラ。その子が可愛そうだろ。それにイウが入れた茶が冷める。」
「ここからが良いところなのに……でもまぁ分かったわ。ここは家主のアレンに従いましょう。ほらサクラ貴女もそんなところに突っ立ってアレンに見とれて無いでさっさと座りなさい。」
「そ、そんなわけ無いじゃないですか!」
そう言いながらサクラはイルカルラの隣に座る。
「ところでサクラさんで良いのかな?知ってるかも知れないけど俺はアレン。よろしくね?」
俺はそう言い手を差し出す。
「は、はい。よろしくお願いします。」
サクラさんは少し震えながらその手をとり、俺と握手をした。
「それでイルカルラ今日は何の用だ?」
「んー?私の弟子を貴方に紹介したかっただけよ。そしてあわよくばこの子に指導つけてくれないかなぁって思って。」
「弟子?貴女の?だったらどちらかと言うと後方タイプだろ?俺の指導は合わないんじゃないのか?それに俺にも弟子がいるからな、そんな暇は無いぞ?」
その間にもサクラさんは緊張しているのか動きがカチコチになっている。
そう言うとイルカルラは
「うーんそうよね。私の技術だと病とかしか教えられないから、それ以外の魔法というと教えるの難しいのよね……」
なるほどそういうわけか。
「それなら紹介できる人がいるぞ。ほらお前と戦ったときにいた魔術師覚えてるか?」
「あぁ確かカレンとか言ったわね。それがどうしたの?」
「そのカレンの師匠のバーナクって言う人がかなり魔術に詳しいから、その人なら多分要望にあってると思うぞ?まぁ教えてもらえるかは分からないが、俺の名前を出せば話は少なくとも聞いてもらえると思う。」
そう言いながら俺はバーナクさんがどこにいるのかを教え、あの遺跡でとれたランプも持たせた。
「もし行くのならこれをバーナクさんに渡してくれ。」
「了解。何から何までありがとう。」
「別に対したことじゃない。」
「そう。まぁ貴方がそう言うのならそうね。それじゃあさっさと行くわよサクラ?」
そう言いイルカルラは外に向かって歩いていく。
「ってえぇちょっと待ってくださいよ師匠!すみませんお邪魔しましたアレンさん!」
その後にサクラも急いで続いていく。
師弟そろってかなりハチャメチャだな……
ログインしてから少ししかたってないのに俺はどっと疲れを感じた。
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