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第百二話

どうもお久しぶりです朝廷です。

すみません少しリアルが引っ越しやらなんやらで忙しいのでこんな感じに飛び飛びの投稿になっております。

それでは第百二話スタートです!

しばらくするとイウは剣の姿に戻ってしまった。

「大丈夫か?イウ?」

【は、はい。ですが少し疲れました……】

「そうかじゃあしばらく休むか?」

【すみません……】

そう言った後イウは静かになってしまった。


辺りを見回してみると部屋の中央に扉が現れていた。

その扉をくぐってみると同じような広場に出た。

隣には同じような扉から出てきたレン君がいた。


「レン君無事だったかい?」

「アレンさん!はい大丈夫です!アレンさんの所も影みたいのが出てきたんですか?」

「あぁそれにしてもありがとうな?」

「え?」

「いや、何でもないよ。先に進もう。」

「ちょっ、ちょっと待ってください!」

後ろからレン君の声が聞こえるが振り向かない。

何であそこで聞き返して来るんだよ!何か恥ずかしいだろ!

俺はそんな感情を誤魔化すために先を急いだ。


そのまま進んでいくと目の前に大きな扉が現れた。

とても古く傷だらけで今にも壊れそうだが圧が凄い。

この扉はこんな見た目だが絶対に壊すことの出来ない存在であることがひしひしと伝わってくる。


「凄いですね……」

「あぁ。だけど先にはこれしかないしな……開けるぞ。」

「はい。」

そして二人揃ってその扉を押していく。

扉はその圧に相応しい重々しい音をたてて開いた。


そのままその扉を通ると空気感が変わった。

まるで神社の中に入った感覚というのかパワースポットに来た感覚というのか……だけどそれだけ世界が違うというか人のいるべき場所では無いような感覚だった。


その感覚はレン君にもあるのか少し顔を歪めている。

俺は色々な加護を持っているお陰か意外と平気だった。


そしてその中の様子はかなり凄惨な事になっている。

部屋の隅の方には戦いの跡や人骨、それがもう塵になってしまったかのような粉等が散乱しており、

中央には白い人型の像が鎮座していた。

そして正面の壁には大きく絵が描かれていた。


その絵は戦いの様子を描いた絵のようだった。

その絵の中では二人の人物が戦っている。

一人は後ろにいる大量の人を守るようにして戦っているようだった。

そしてもう一人は一人で戦っており後ろには何もないようだった。

どちらかというと一人で戦っている方が押しているように見えた。

だがその顔は何処と無く悲しげに見えた。


ふと、隣にいるレン君の方を見てみると彼は絵ではなく真ん中にある人型の像をじっと見つめていた。

その瞳にはハイライトがはいっておらず更にその像に引き寄せられるかの如く、まるで別の人に操られているかの様にその像に近付いていく。

そしてそのまま像に触れた。


触れた瞬間物凄い勢いで像が崩れ、中から光の玉が出て来た。

更に周りにあった筈の人骨達が光となって消えていく。

そしてその光は光の玉にこれまた凄い勢いで吸い込まれていく。

そして全て吸い込むや否やレン君の体の中に入り込んでいった。


「おい大丈夫かい?」

「……」

話しかけても返事がなくしばらくその場に立っていたがいきなりふらついたかと思うとその場に倒れてしまった。

俺は動揺しながらも倒れたレン君を担ぎ上げその部屋を後にした。


レン君の意識が戻ったのは遺跡から出た時だった。

「……ん?ってうわっ!」

彼は起きた瞬間に驚いたのか急いで俺の手を振りほどき地面へと降り立った。

「お目覚めかい?レン君?」

「あれ?アレンさん?それに外?ってあぁ!なるほどあの後倒れてしまったって訳か……すみません迷惑をお掛けして……」

「いや、大丈夫だよ。別に持てないほど重いわけでも無いしね。それにしてもそんなに動けるようだったら大丈夫そうだね。倒れた原因は分かるのかい?」

「えぇまぁ……」


そう言いながら少しばつの悪そうな顔をしている。

「すみません。倒れた原因については詳しく言えないんです。」

俺は十中八九あの像が関係しているだろと思いながらも

「そうかそれなら仕方がない。俺はこのあとこの事を報告しにいくけど君も来るかい?」

と言った。

「すみませんこのあとは用事があるのでここで失礼します。」

そう言うとレン君はそそくさと町の方へ歩いていった。


俺は無事に帰れたことに安堵しながらもバーナクさんの所に向かった。



感想や誤字などがありましたら報告よろしくお願いいたします。

それからブックマーク、評価もよろしくお願いします。

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