ステータス、スキルは諸刃の剣。使うのはメリットとデメリットを知ってから
【ステータス】.【スキル】にもメリットだけではありません。
作者の皆様にはデメリットを踏まえた上で御使用される事を望みます。
「さてと、今回は異世界系テンプレでよく使われている【ステータス】、【スキル】のメリット、デメリットについてお話ししましょう」
「はあ?先生、何言ってるんすか?【ステータス】、【スキル】は人気っす。使うしか無いっす(((o(*゜▽゜*)o)))」
「君は言いますが、自分の作品でこれらを使う場合のメリットとデメリットを把握しておくのは大切な事ですよ」
「そんな事、考えた事無かったっす」
「まあ、先生は【ステータス】も【スキル】も自分の作品において使おうとはしませんよ」
「また、食わず嫌いっすか?それとも、小説にこんなもん使う奴は邪道って言うんすか?」
「いや、否定はしませんよ。私にしたら、これらを使うメリットよりもデメリットの方が大きいと判断したからです。これらを使うと逆に世界観を損なってしまいますからね」
「そうっすか。何でそう思うんすか?」
「長所と短所は表裏一体なんですよ。説明します。まずは、君の書く作品に【ステータス】、【スキル】が合う世界観であるならば、イメージ付けが楽です。次にこれらを使うと登場人物の強さが一目瞭然になるのは理解出来ますね」
「そうっす。便利っす♪( ´▽`)」
「一見、誠に使い勝手が良い様に思えますが、使った時点で貴方の作品に余り意味を成さない縛りを入れてしまった事は知っていて下さい」
「何で意味の無い縛りを入れた事になるんす?」
「貴方は自分で作った世界の強さのルールにおいて、【ステータス】と【スキル】が絶対だと言う枷を嵌めてしまったのです。これらのある世界においては能力の劣る人間が能力の上に勝つ下剋上が出来ないのです」
「言われてみればそうっす」
「自分でその世界にジャンケンのルールを敷いておいて、自分がグーで相手がパーなのに、主人公だけはグーでも勝つなんて、君は納得出来ますか?」
「納得出来ないっす。馬鹿にしてるっす!」
「ですから、序盤は主人公のそれ以下の数値の敵を出して徐々に強い敵を登場させて行くか、チート全開で行くかの選択を迫られますね。これは、読者様に展開が読まれ易くなります。これはデメリットですよ」
「そうっすか?安心安全のチート全開なら良いじゃないっすか♪( ´▽`)」
「そうなれば、【ステータス】、【スキル】を出すメリットも消えませんか?最初から主人公が最強であるなら、主人公のずば抜けた強さを示す物にしかなり得ないですし、弱い敵を倒して少しだけ数字の変わる【ステータス】が読者様の興味を惹きつける物になるとは少なくとも、先生は思いませんね」
「結構、難しいっすね」
「そうですよ。では、問題です。チート能力では無い主人公と4人の仲間の前に主人公の能力の4倍の能力を持つ魔物が出現した時に君ならどうやって、主人公をその場から切り抜けさせますか?」
「そんなの簡単す!4人の仲間を突き出して、仲間が食われている間に主人公が逃げるっす(((o(*゜▽゜*)o)))」
「……」
「あれ?違うんすか?ちゃんと主人公が切り抜けたっすよ?」
「ここは私の質問の仕方が悪かったのでしょうね。一応、正解です」
「やったっす!」
「しかし、格上を相手にする場合の話の展開としては逃げるか、そこに新たな強力なキャラクターや武器等を投入するかの御都合主義に走るか、方法が限られて来るのですよ」
「確かに、選択の幅は狭くなるっす」
「【ステータス】、【スキル】の一覧表は最初により詳細なマスターを作れば、後はそれを話が進むに連れて修正をして行けば良いので非常に楽です。しかも、それだけで膨大な文量になりますしね」
「楽して、文字数稼げるっす!」
「そこが落とし穴です。一覧表は強さを示す情報しか読者の皆様に与えないのです。強いか、弱いか、例え1000文字使っても与える情報はそれだけなんです」
「割に合わないっす(T_T)」
「【ステータス】、【スキル】を使用する際にはその点を踏まえて、それを除いた文量で一話辺りの文字数を計算して下さい。一概にはいえませんが、文字数が少ないとやはり、内容が薄い物になる危険がありますからね」
「分かったっす」
「以上の理由から、【ステータス】、【スキル】を安易な考えで使用するのは先生は勧めないですね」
「一見、流行りで楽そうなのに、使いこなすのは難しいんすね」
「そうです。言わば、諸刃の剣ですね。しかし、デメリットを踏まえて、上手くメリットを活かせれば強力な武器にもなりますよ」
「分かったっす(((o(*゜▽゜*)o)))」
「ところで、今回も真面目回なのは君も分かるよね?何で顔文字を使ってるのかな?」
「へ?先生、言って無いっすよ?」
「まあ、良いです。今回は特別に見逃しますよ」
「当然っす♪( ´▽`)」
「では、なろうで書かれる作者の皆様も一見、便利な物程使いづらい事があるのを御理解の上で執筆なされて下さい」
「まっ、俺っちは使いこなす自信があるっすけどね」




